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立命館大学山岳部ブログ
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恥を忍び今から8か月前の合宿報告です。


今回の合宿は、ここ数年では最長で、雪訓をいれたりなんとか先輩方の時代に戻そうと計画した合宿でした。とはいえ登攀がなく内容として不十分で、それはかつての合宿を行うに十分な練習が行えていないことによる力不足が理由でした。それは技術面と知識面で至らない所が、上回生である自分にあったということです。このことを踏まえ、現在のレベルに見合った合宿を設定し危険を回避することにしました。

反省も多かったとはいえ、部員同士、常に同じ空間で同じ物を食い寝る、濃い関係を築いた貴重な時間でした。また人の中にまみれていると、その関係の中で自分の良い点や悪い点が露わとなって、いろいろと自分を省みることが出来る点も、当合宿の特徴かもしれません。その点で有意義な機会になったと思います。

これを踏まえ夏合宿以後、引き締めを図りました。また優太や坂本と言った現上回生は向上心もあり優しさと厳しさもあるので、かつての先輩方の山岳部を取り戻していくでしょう。

以下はそのダイジェストです。




参加部員

三回生 北川
二回生 佐々木 坂本 本間 熊谷
一回生 上野 西 後藤

8/3 離洛

京都駅におのおの集まる。烏丸口からJRバスで富山へ。

8/4   富山駅~室堂~剣沢TS

  
出発の時を待つ面々

富山地鉄、ケーブルカー、バスを経て硫黄の臭いが立ち込める室堂バスターミナルに着いた。前半の行程で不要な荷物をここのロッカーにデポする。

各部員のザックに不用な外付けされていなか、装備がきちんとしているかチェックし出発。
劔沢に着いて、テント幕営。
 



8/5 雪訓

朝飯は、西君特製のそうめん。なかなか水が沸騰しないようで、時間がかかる。そして出来たそうめんは、長時間じっくり煮込まれたおかげで、どろどろに。
胃に原液のめんつゆとともに流し、雪訓へ出発
別山付近に出来そうな場所がないか探すが見つからず、御来光を拝み、来た道を引き返し、別山から劔御前小屋へ伸びる尾根の南西斜面で、雪訓を行うことにした。
 
斜面に移動し、滑落停止の練習から。

ロープで確保し、開始する。特に肩をしっかり入れ腰が雪面から浮かないよう注意して行う。各部員テンションをかけない程度に達するまでやる。びしょ濡れになったが、幸い晴れていて気にならない。
次にアイゼン歩行。ロープを三角形に一周出来るようfixし、一回生はプルージックで結び確保。これなら安心。上回生も一回生に付き添いつつ練習。

 

 
左は陽気な坂本。右は真剣な西。



右佐々木、左後藤。

 

午後から雨と言うことで午前に下山。帰ってから、テント場で大休憩。この日はおわり。



8/6 剣沢TS~剱岳~剣沢TS~雷鳥沢TS

源次郎尾根を登る予定だったが、劔沢の、不安定な雪渓を通る実力は無く危険と判断し、別山尾根から登る。



5時前に頂上につく。今日も天気がよく、頂上からこれから行く槍ヶ岳も見えた。
明日は休憩日と言うことで、早速下山し、劔沢のテントを回収し、雷鳥沢を降りてテントを張り休憩に入る。夕方、前日までオープンキャンパスの手伝いをしていた熊谷が合流する。


8/7 雷鳥沢TS

予想より体力に難がある上野と雪訓で怪我をした後藤は下山となる。
後藤は、滑落停止で岩に足をぶつけ、それが悪化した。室堂に駐在していらっしゃる先生に診て頂き、事の重大さに気づいた次第で、応急処置が十分かつ適切でなかった。恥ずかしい限りで、甘く見ていたと言わざるを得ない。



8/8 雷鳥沢TS~五色ヶ原キャンプ場

今日から、縦走合宿らしい縦走が始まる。
まだ、誰もいない、明朝の室堂駅周辺を過ぎ浄土山をのぼりしばらく歩くと、遠く五色河原の山小屋と太い稜線わ連ねる薬師岳が、見え見事な景色が広がっている。



五色河原に着いたのは、9時前。今日はもうこれでおしまい。テント場がよく分からないので、1人山小屋に聞きにゆく。その山小屋への道すがらが、とても静かで、時間が止まったようである。

 













人がいない!!!まさに楽園!!!
テント場に着いたあとは、お昼寝や読書や造園をして過ごした。やはり全く静かな所であった。


夕方になり天気図を書く時間が来た。この辺りは電波が入らないので、ラジオの気象通報を元に天気図の作成が特に重要となる。今日の担当坂本に聞くと、おそらく晴れます、との事。



8/9 五色ヶ原キャンプ場~薬師峠キャンプ場

昨日の夜から、風が出始め、朝起きると、風強く、辺りは靄に覆われているように見える。

全く晴れてない。気象予報は一筋縄にいかない。
ヘッドライトを点けて、濡れた木道を進む。
越中沢岳に着くも辺りは暗闇で依然北西方向からの風を受ける。それから尚も、真っ暗闇を進み、出発から5時間、午前6時にスゴの頭で夜明けを迎えた。
朝の出発準備で賑やかなスゴ沢乗越に着いた。濡れた服を着替える。山小屋のご主人らしい方が、独特な楽器を演奏していらした。それが、自分はどこの国のなんという楽器かわからなかったが、坂本は知っていたらしく、彼は1人感動していた。






おこじょもいた。

稜線に入ると、風も強くなって、アウターも濡れて、体が冷える。



雷鳥もいた。


視界が効かないから、どの程度進んだのか、分からず、歩けども歩けども薬師岳が遠い。



薬師岳に到着。稜線に入って以後、度重なるアップダウンに怒りが爆発しかけていた本間も良い笑顔だ。新入部員の熊谷もよくついてきた。

 
 
薬師岳の下りから、少し視界が開け、眼下に雲の平が見えた。



今日はの薬師峠着。

水が豊富な土地で、水場のホースから勢いよく飛び出す水が印象的だった。



8/10 薬師峠キャンプ場~双六小屋






朝方は雲海が広がり、それから突き出すように、笠ヶ岳、焼岳、乗鞍岳、御嶽がそれぞれ見える。















黒部五郎を過ぎ、パノラマコースとかいう尾根沿いの道を降りる。



黒部五郎小屋に着くと、水汲み場にビールが大量に冷やされていた。

部員を見ると、披露困憊の者が居るが、明日以降の行動と、また午後の天候も踏まえ進むことにする。

三俣蓮華岳への登りは少し右にカーブがしながら続いている。



止まらずに歩き、双六への稜線に入る。槍ヶ岳を見つつ、歩き通し、その日の内に双六岳を経て双六小屋に着いた。





双六小屋キャンプ場にて一部部員のパッキングがひどいので直させる。



8/11 双六小屋~南岳小屋~上高地

翌朝は予定通り、優太、本間、熊谷が下山のため1時半出発となった。

ちょうど、流星群が来ていたようで
頭上を頻繁に流れ星が流れていた。



槍ヶ岳山荘に着き、槍ヶ岳に登り、B班と別れる。やはり昨年と同じで、やたら嬉しそな面構えに見送らる。南岳小屋を目指す。

 










今日の夕食のために自分が今まで行動を共にしてきた食糧を開放する。ご飯の量よりカレーのルーの方が多い贅沢な夕食となる。担いできた甲斐があったと言うものだ。



8/12 南岳小屋~穂高岳山荘

早朝にキレットを越える。上高地からも近いから、5時過ぎだと言うのに、沢山の人が超えていた。













北穂高小屋からも、気が抜けない道が続いた。その日の午前中に穂高岳山荘着。


明日の下山が確実に、なったから、予備食全部食っちまおう、となり昼間っから、棒ラーメンやコンビーフやら沢山食い、レーションも食い、食って過ごした。












8/13 穂高岳山荘~上高地

やはり、御来光をおがみたいということで、昨年に引き続き、奥穂高岳に日の出前に到着。今年も拝むことができました。

















岳沢小屋で小休止。良い色合いの服になった西。笑顔も素敵だ。



無事久方の下界に降りてきました。


 
文 北川
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