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立命館大学山岳部ブログ
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2017年8月2日~17日
(前半戦:2日~9日、後半戦:10日~17日)
山域:北アルプス
参加者:3回生佐々木優太(リーダー)、坂本(サブ)
     2回生後藤(医療)、西(気象)
     1回生杉山(食料、前半戦のみ参加)、村田(記録)

 一週間の真砂沢ベースでの登攀が終わり、これから8日間の親不知に向けての縦走である。


8/10 雷鳥沢キャンプ場~五色ヵ原~針ノ木谷m地点
8/11 針ノ木谷m地点~針ノ木小屋
8/12 針ノ木小屋~冷池小屋
8/13 冷池小屋~唐松山荘
8/14 唐松山荘~白馬頂上宿舎
8/15 白馬頂上宿舎~朝日小屋
8/16 朝日小屋~白鳥小屋
8/17 白鳥小屋~親不知

8/10(木) 晴れ後曇り
2:15 起床→3:20 出発→(4:00~4:30) 室堂(杉山怪我により離脱)→(5:32~40) 浄土山→(7:19~30) 獅子岳手前→7:33 獅子岳→8:19 ザラ峠→(8:49~9:00) 五色ヶ原キャンプ→(10:07~20) 刈安峠手前→(11:35~12:00) 平ノ小屋→(12:00~12:10) 渡し船移動→(12:34~50) 避難小屋→13:14 針ノ木谷1490m地点→17:30 就寝
 
 縦走一日目が晴れでさい先が良い。室堂前にて靴擦れの杉山と分かれる。杉山からは後半の行動食などをわけてもらう。行動食を最低限にしていた西と筆者はこれで潤った。

8日間の100kmをゆうに超える縦走が始まったのだと高揚と始まったのかと落胆が交錯する。
歩くこと1時間、浄土山手前で優太のザックのウエストベルトの留め具が壊れた。優太、肩のみで担ぐ縦走が始まった。

めちゃめちゃ天気がいい。薬師がよく見える。

天候が悪い日が多かったので雷鳥は見飽きた。。。嘘だ、やはり雷鳥に会えると嬉しい。


サクサク進む

サク…サク…

あ”あ”ぁ”-------暑い。五色からの下りがクソ暑い。写真奥の坊主(西)は見るからに死んでいる。

舟‼1000m標高を下げて平ノ小屋から渡し舟に乗る。平ノ小屋は山人よりも釣り人に人気なようだ。いい釣り場らしい。


乗船時間は10分ほど。風が気持ちいい。高山に囲まれた渓谷で船に乗れるなんて最高である。筆者はこの船が好きになり、1カ月後に個人山行で再び訪れることになった。

針ノ木谷少々進んだ1490m地点が平坦であったのでここで今日は泊まる。
ちょっと下れば川の水を汲める、電波も通じたので最高である。

☝濡れたシュラフを振り回して乾かそうとする西

8/11(金) 曇り 山の日!
起床2:45→出発3:58→船窪出合8:29→針ノ木谷出合9:14→針ノ木小屋12:35→夕食15:40→就寝18:00 
3日前に台風が通過したため水量は多め
よって針ノ木谷では足じゃぶじゃぶ渡渉祭りであった。


登山靴からサンダルに履き替えて渡る。めちゃくちゃ水が冷たい
登山靴→サンダル、サンダル→登山靴の履き替えが面倒なので川に足場用の石を投げ入れてジャンプで沢を渡る。そんなことが続くともうなんだか山に登ってるかんじがしない。原始人の遊びみたいだ。
この渡渉ジャンプ大会で失敗した後藤・村田の登山靴は水没で死んだ。目に見えてテンションが落ちている。


やっと針ノ木谷出合に到着。正直ここまでの道は一生に一回で十分、二度と通過したくない
ここから一気に600m上げて針ノ木小屋へ向かう。
ここでも下部では渡渉祭りだ。

12:30針ノ木小屋に到着。小屋近くのテン場はいっぱいであったので少し上のテン場でとまる。
ここはもう稜線。水は貴重な存在で有料。よって往復1時間かけて水場まで汲みにいく。全員で行く必要がないのでテント場待機の2名を掛けたじゃんけん大会を実施。
日頃の行いのよい筆者と村田がテント場待機。本当に嬉しかった。

水汲みを待つ間シュラフなどを干す
小屋の有料水以外の水場は天狗山荘までない。一人4~8ℓの水歩荷。しんどいなあ



8/12(土) 曇り時々雨
起床2:45→出発3:52→針ノ木岳4:32→スバリ岳(5:16~30)→赤沢岳6:53→鳴沢岳(7:44~55)→新越乗越山荘(8:25~35)→岩小屋沢岳9:16→種池山荘(10:39~55)→爺ヶ岳南峰(11:42~50)→爺ヶ岳中峰12:05→冷乗越12:52→冷池山荘13:03→就寝18:30 

今日は雨が降ったりやんだり。ぐずついた天気。水歩荷のせいで重い。まぁ縦走なんでしゃあない。そんなもんだと諦めて進む。

後藤の背中が全てを物語る。…気がする

眼下には黒部湖。黒四ダム(←ブラタモリを見て通ぶった言い方をした)は見えなかった。

ぐずついた天気での縦走で村田がふてこくなった。顔面が終わってる。


光が差す新越山荘

まだまだ進む

爺ヶ岳への登り。ガスって眺望が利かないので花を映してみた
筆者は爺ヶ岳のネーミングが何となく好き。その名を知った時から行ってみたかったので登れてハッピー。だが、景色はない

冷池山荘到着。山の日を含む三連休でテント場は満員。難民キャンプ状態。酔ったおっさんが何やら騒いでいた。そんな人もいるよなぁ。

8/13(日) 晴れ
起床2:45→出発3:53→布引山4:34→鹿島槍ヶ岳(5:20~25)→キレット小屋(7:02~15)→北尾根の頭(8:43~50)→北尾根の頭(8:43~50)→G5 9:45→五竜岳(10:42~55)→五竜山荘11:38→大黒岳(12:21~30)→唐松山荘13:35→就寝19:30 


本日、晴天ナリ
久しぶりの晴れ。朝から稜線歩きがワクワクだ
 
日の出前の雲海 

清々しい顔をしている


これは楽しい

昨日はふてこかった村田も楽しそう

鹿島槍ヶ岳南峰 立山がよく見える

キレットを吹き抜ける雲

キレット小屋前にはしごがある。

ここでトイレの清掃を待って小便タイム

北尾根ノ頭より五竜方面

五竜山荘 ちょっとガスってきた

唐松山荘
ここもテント場は混雑している。だいぶ下のほうでやっと2張張れた。奥の残雪から雪解け水が流れており無料で水をゲットできた!久しぶりに無制限に水を飲む。だが針ノ木からの水歩荷は少し無駄になった。

8/14(月) 晴れ
起床2:45→出発4:15→唐松岳4:29→不帰二峰南峰5:05→不帰二峰北峰5:20→不帰險5:37→不帰一峰6:13→天狗の頭(7:41~50)→天狗山荘8:07→白馬鑓ヶ岳(8:57~9:10)→杓子岳9:56→白馬頂上宿舎10:55→就寝18:00

この日は行動時間が一番短いチョロい日
しかも晴れ。チョロい

いつもながら山頂でのご来光より先に進むことを選ぶ山岳部

日の出が稜線の東側を進んでいる時でラッキー

八峰キレットより不帰キレットのほうがシビア

岩場に慣れてない一回生村田は遅い。慣れたらサクサク行ける


天狗の大下り

最後尾を歩く優太 

天狗の頭への道 めちゃめちゃ気持ちいい

縦走も5日目 村田の習性が分かってきた 行動時間が4時間を超えるとふてこくなる
具体的にいうと返事が遅い、しない。歩き方が雑。本当にどついてやろうと数回思った。
口頭注意にとどめた

天狗山荘は雪害で封鎖していた。確かに年中山にあるって相当な負荷がかかるよなぁ。

白馬岳頂上宿舎に到着 
テント場より少し上にある白馬山荘 すごいきれい 山小屋とは思えない
かなり早くTSに到着したのでそのへんをぶらぶらする。

16時より白馬のネイチャーガイド?の無料のお花解説があり、天気図作成の西と村田を残してこれに参加する。今までは花に興味はなかったが名前を知ると凄い愛着がわく
筆者のお気に入りはタカネヨモギ 八峰キレットや稜線などでたまに嗅いでいた匂いの原因がこのタカネヨモギだと知って好きになった。明日からは花をめでながら山を歩くことになる。

8/15(火) 曇り時々雨
起床2:45→出発3:50→白馬岳4:24→三国境4:52→2508m分岐(5:20~30)→避難小屋前(6:06~20)→雪倉岳(6:45~55)→赤男山(8:10~20)→小桜ヶ原8:48→水平道船窪9:06→朝日小屋10:27→就寝17:30

お花畑で有名な白馬岳 花を紹介していこう 

ガクが開いているのでイワヒバリ チシマヒバリとの見分けがつくようになった

わからん

わからん


わからん


たかねつめくさ かなぁ 違う気がする 昨日の講習だけでは覚えきれなかった

わからん


わからん


わからん わからん花ばかり


名前は知らんがよく見るやつ


ふわっとガスっていて幻想的

雪倉岳避難小屋


縦走6日目にて集合写真が無いことに気づく
鹿島槍ヶ岳とか白馬岳とかあったのに全てスルーしてしまった。

集合写真をよく取り忘れる
一枚も取らないのはよろしくないのですごいマイナーな雪倉岳で集合写真をとる
人がいなかったのでザックを積み上げてカメラ台にしたが視点が低い  景色がまったく写っていない




写真を撮ったのであとはただただ進んだ


今日も行動時間が短くTSで余った食料でパーティーをした
これが楽しい

8/16(水) 曇り時々雨
2:45 起床→出発3:39→朝日岳(4:21~30)→吹き上げのコル4:47→照葉池5:03→あやめ平(5:43~55)→黒岩平6:52→黒岩山(7:23~35)→文子の池7:56→サワガニ山(8:33~45)→北又の水9:12→白鳥山13:28→就寝17:30 

雨 親不知まであと少し 栂海新道を歩く

ここは木道があるかいい

連日の雨 木道のない道はドロドロ つらい

あ”あ”ぁ”、靴がどろどろ



黒岩平 キャンプ禁止と言われても地面はドロドロ キャンプなんかしようとも思わない
ドロドロの道で筆者もイライラがつのる
すると前を歩く前を歩く後藤が泥沼にはまり膝まで泥まみれに
笑う筆者、それを睨む後藤 ここに亀裂が生まれた
しかし、筆者は後藤のおかげで気分がすっかりよくなった
泥にはまるたびにギスギスしていく
悪路とはげに恐ろしきもの

黒岩山 道が悪かったので以上に長く感じた
「湿地に道を作ってはいけない」と西から名言が生まれた

   
雨が降ってきた
北俣ノ水場で水分補給 ここからまた水歩荷

黄蓮の水 北俣ノ水場で補給したのでここはスルー
道が新道なのでちょっとした高低差でも直登しかないのでキツイ
整備された道のありがたみを知る一同

やっとついた白鳥小屋 坊主西も笑顔

最後のテント泊 標高が低いので虫がおおい

優太がクワガタを捕まえた。ボーイスカウトをしていた彼は昆虫にテンションがあがっていた

8/17(木) 曇り
起床2:45→出発3:42→シキ割4:28→坂田峠(5:26~40)→尻高山(6:10~20)→入道山(7:01~10)→親不知8:05 

さあ最終日
そろそろ、己がくさい 風呂に入りたい

久しぶりのアスファルト

海が見えた‼ 終わりが近づいてきた


親不知観光ホテル  駐車場にザックをデポ

ふぉーーー!海だ(ふなむしが多い)

やっと着いた親不知 海!

海をバックに集合写真
これを目標に歩いた
筆者にとっては大学生活最後の夏合宿
今までで一番長かったが達成感もひとしお
この長期山行で皆心身ともに強くなったであろう。


おまけ
海に飛び込むもののあまりの波の荒さに逃げ上がる筆者と西




親不知観光ホテルで風呂に入って無事人間に戻りました。

文:坂本
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2017年8月2日~17日
(前半戦:2日~9日、後半戦:10日~17日)
山域:北アルプス
参加者:3回生佐々木優太(リーダー)、坂本(サブ)
     2回生後藤(医療)、西(気象)
     1回生杉山(
食料、前半戦のみ参加)、村田(記録)
    OB 清水監督(8/5,6)

どうも、骨折で練習に参加できない坂本です。
遅くなりましたが時間ができたので夏合宿の報告です。
去年に続き、登攀と縦走をいっぺんにやってしまう合宿にしました。その方が交通費と移動時間を節約できるので…
剱岳での登攀を前半戦8/2~9、日本海(親不知)までの縦走を後半戦8/10~17とした。全体で14泊(全てテント泊)16日であった。
 今回は前半戦を書く
8/2  京都→離洛(夜行バス)
8/3  富山→室堂→
別山乗越→真砂沢小屋(BC)
8/4 真砂沢BC→熊の岩右股付近→雪訓→真砂沢BC
8/5 A班 真砂沢BC→長次郎谷→6峰Aフェース魚津高ルート→5・6のコル→真砂沢BC
        B班 真砂沢BC→長次郎谷→6峰Cフェース剣稜会ルート→A・Bのルンゼ→真砂沢BC
8/6 A班 真砂沢BC→長次郎谷→6峰Cフェース剣稜会ルート→5・6のコル→真砂沢BC
        B班 真砂沢BC→長次郎谷→6峰Aフェース魚津高ルート→5・6のコル→真砂沢BC
8/7 真砂沢BC→源次郎尾根→剱岳→長次郎のコル→長次郎谷→真砂沢BC
8/8 台風直撃のため真砂沢BCにて沈殿
8/9 真砂沢BC→別山乗越→雷鳥沢→雷鳥沢キャンプ場

8/2(水)京都→離洛
21:00 京都駅集合→23:15 京都駅発(夜行バス)

この日は午前中に体育会総会、午後から体育会のボランティア活動(内容:琵琶湖湖岸での外来種の草を駆逐する)があった。
7/31まで試験で荷造りの時間が少ない中、更にボランティアで追い込むという素晴らしい精神が発揮された。
全員、ダッシュで帰宅、ザックを担いで無事予定通り21時集合!とはならなかった。皆、遅刻し22時になんとか全員集合できた。合宿メンバーはボランティアを断った方がよかったな…。
いつも通り、京都駅G3からバスで富山へ出発した。


8/3(木) 晴れ
5:50 富山駅→6:10 富山駅→7:40 立山駅→8:40 室堂着→9:30 室堂発→(10:20~10:40) 雷鳥沢ヒュッテ→11:25 休憩→(12:32~45) 別山乗越→(13:38~50) 剣沢キャンプ場→(14:35~45) 雪渓出合前→16:18 真砂沢ロッジ→17:30 夕食→19:10 就寝

バスが富山駅前に到着する。今回は全員よく眠れたらしい。半袖のため少し肌寒く、顔を洗っていないため不快、始発に乗るため急いで電鉄富山駅へ向かう。いつも通りである。筆者にとって3年目の夏合宿に来たんだと改めて認識する。


寺田にて電車の通過待ち 
立山駅~美女平~室堂へと出来るだけ寝るようにして移動する。夜行バスで寝れたといっても眠い。

室堂に到着。相変わらず、人が多い。一気に2450mまで標高を上げたので涼しい。室堂のコインロッカーに後半の食料をデポし、出発

晴れ! 気持ちがいい

長期合宿初参加の1回生杉山・村田は景色を楽しんでおり、余裕が見える。


水が冷たく、おいしい

雷鳥沢には若干雪が残っていた。

順調に進む。今日は真砂沢BC(ベースキャンプ)へ移動するだけなので特に書くこと思い浮かばない。

剣沢キャンプ場  冬季文登研で筆者と同じ班であった東大スキー山岳部岸本と防衛大山岳の只野と会う。また、講師であった富山山岳警備隊の小高さんに挨拶をする。

真砂沢小屋へ下る下る。

真砂沢BC到着 30kgを超える荷物で1回生はバテたようだ。真砂沢は雪渓の下にあるので寒い。シュラフに潜って寝る。このときはここで5泊すると信じていた。


8/4(金) 晴れ時々曇り
3:45 起床→4:10朝食→5:05出発→(5:35~45) 長次郎出合→7:00 熊ノ岩手前→7:20 雪訓(歩行技術)→8:10休憩→8:30 雪訓(歩行技術・滑落停止)→12:00 3回生
6峰偵察、1・2回生雪訓(FIX構築)→12:45休憩→12:55 雪訓終了、撤収→14:10 真砂沢BC→16:30 夕食→18:00 就寝

雪渓を安全に歩行するために、冬用に長次郎谷で雪訓を行う。
主に1回生にアイゼン歩行、滑落停止、支点構築、fix構築を行った。
 
上図の右にいるパーティーは今日剣沢から真砂沢に移動してきた東大スキー山岳部である。


ロープに確保されながら滑落停止訓練をする村田(黄緑のアウター)
午後から1・2回生にfix構築を任せて、優太と筆者は6峰の偵察へ向かう。

右からA,B,C,Dフェース Cフェース剣稜会の取り付きは雪が多く、本来の取り付きへ行くのは厳しそうであった。 雪訓が終わり真砂沢へ戻る。

真砂沢BCへ戻る。すると嬉しいことに小屋のおっちゃんに去年度の残りの食料を頂く。でっかいカレーのレトルトやらα米やら缶詰やらインスタントラーメン。思わず、筆者は西と万歳三唱をする。ほんと食料担いでこなくてもよかったのでは…と思うくらいの量。夕食前にparty開催!!
サンマの昆布巻、サバの水煮を初めて食べ、こんなにおいしいのかと驚く。

おやつにレトルト食品を食べた後、すぐ夕食準備をする。余裕で夕食も食べられた。
お腹一杯で気持ちよく寝る。


8/5(土) 晴れ時々曇り
2:45起床(A班)→3:10起床(B班寝坊)→3:20朝食→4:00出発→(4:36~4:45)長次郎出合
<A班>メンバー:佐々木(リード)、西(フォロワー)、村田(ミッテル)
6:00 Aフェース魚津高ルート取付→6:37 登攀開始→8:29 Aフェース頭→8:45 下降開始→9:30 5.6のコル→9:40 Aフェース魚津高ルート取付
〈B班〉メンバー:坂本(リード)、後藤(フォロワー)、杉山(ミッテル)
6:12 Cフェース剣稜会取付→6:48 登攀開始→7:40 1ピッチ目→8:18 2ピッチ目→9:20 3ピッチ目(RCCルートへ)→10:12 Cフェースの頭→10:45 下降開始→13:00 A・Bのルンゼ
→13:10 A班と合流、撤収→14:40 真砂沢BC→18:00 就寝

気持ちよく寝すぎた。
B班寝坊である。今回の合宿では4テンを二つ持っていっており、A,B班分かれて使い、1日交代で食事の準備をしていた。この日の朝食担当は筆者を含むB班。様子を見に来たA班にたたき起こされる。すみませんでした。

この日の夜中に清水監督が真砂沢に到着し、八ツ峰登攀をサポートしてもらう。
熊の岩周辺でA班、B班に分かれ清水監督は始めB班の取り付きを見て、その後、A班を取り付きから見てもらう。
まずはA班の写真から紹介
Aフェース魚津高ルートを登る。

1P終了点から下方を撮影

1Pを登る西

頭にて村田 

快晴 絶好のクライミング日和である。

頭にてCDのジャケットみたいな写真を撮るA班

続いてB班

Cフェース剣稜会ルート取り付きへと雪渓を登る 奥の窓は池ノ谷乗越

剣稜会の本来の取り付きが雪で取り付き辛いので左回りのクラックから登る。
これが難しく杉山が登れず、時間がかかる。結局、清水監督のアドバイスで本来の取り付きへ雪と岩の隙間を通って移動し、登れた。
最初から本来の取り付きから登れば良かった。岩質は脆い所が多く、終了点が取りづらかった。

靴づれを我慢して1Pを登る杉山 上に坂本と後藤

村田がAフェースの頭撮ったCフェース この写真の中にB班がいる…はず。自分は見つけられなかった。
剣稜会の途中で右にそれて、本来のルートに復帰するのに想定外に時間と体力を消費する。頭の下降は左(東)に行って三の窓雪渓に出るのを恐れて、右に行き過当初5・6のコルに下りる予定だったがA・Bのルンゼに下りてしまった。この後、A班と合流。2時間以上待たして申し訳ございませんでした。。。
この日までにできた靴づれとクライミングのため杉山が疲れたようだ。

真砂沢BCに戻ると雪渓でチンチンに冷えた清水監督からの差し入れのビールとコーラで乾杯をする。前日に小屋の主人から貰った缶詰をあてに飲む。最高である。

8/6(日) 晴れ時々曇り
2:45 起床→3:55 出発→(4:20~25)長次郎出合
<A班>メンバー:佐々木(リード)、西(フォロワー)、村田(ミッテル)
6:35 登攀開始→6:58 1ピッチ目終了→7:04 2ピッチ目→7:46 3ピッチ目→8:16 4ピッチ目→8:55 5ピッチ目→9:20 Cフェース頭→9:40下降開始→10:37 Aフェース魚津高ルート取付
〈B班、杉山休み〉坂本(リード)、後藤(フォロワー)
5:52 Aフェース魚津高ルート取付→6:25 登攀開始→7:10 1ピッチ目→8:05 2ピッチ目→8:25 Aフェースの頭→9:00 下降開始→9:45 Aフェース取付
→10:37 Aフェース取付にてA班と合流→11:15 撤収→11:45 長次郎出合→12:05真砂沢BC→15:20 夕食→17:30 就寝

朝、前日の疲れ、靴づれのため杉山はBCにて休憩日に決定
この日、清水監督はA班、B班の取り付きを見守り、写真を撮ったのち月曜日の仕事のため剱岳に登り、帰宅された。忙しい中来てくださりありがとうございました。

今回もまずA班剣稜会から紹介

1P終了点より下方

剣稜会名物 高度感たっぷりリッジ 写っているのは村田

リッジ通過西

午前中は晴れ

前日に続き頭にて記念撮影 カッコつけてるなぁ
続いて、B班魚津高ルート

清水監督に撮ってもらった写真 カッコいいなぁ(自画自賛)

リードは筆者のため似たような写真を連続で貼る。
正規のルートを登ると昨日のルートミスした剣稜会より圧倒的に簡単であった。これなら杉山も来れたな。
順調に登り頭にて記念撮影。昨日のA班のCDのジャケットのような写真が羨ましかったので真似をした。




頭での記念撮影 なんか違う…こう臨場感がない…まるで下界での写真のようだ…。

後藤のソロ写真にいたっては観光客のようなたたずまい。残念すぎる。



Aフェースの下部の岩屋にて合流 昨日に比べて大分早く終わった。
真砂沢BCに戻るとインスタントラーメンとレトルトカレーpartyをした。

8/7(月) 晴れ後曇り
1:45 起床
2:55 出発→(3:43~55) 源次郎取付→(5:55~6:05) 休憩→7:05 Ⅰ峰→7:48 Ⅱ峰→9:15 劔岳→10:02 下山開始→(11:40~50) 長次郎のコル→(12:20~30) 熊ノ岩→14:20真砂沢BC→15:30 夕食→17:45 就寝

 ここ数年、異常に時間がかかったり剣沢雪渓が不安定で取り付けなかったりと敗北が続いていた源次郎尾根にけりを付けると息巻いて行く。
  夜が明けるよりずっと前から行動を開始する。サクサク進み、目印の岩のある取り付きに着く。

最初の岩 お助けロープがあったのですんなり登る。

2個目の岩場 上回生はロープなしで登り、1回生は確保ありで登る。上図は村田

杉山

2回生後藤。??、謎の笑顔よ。

1峰に向けて登る登る。

お、何かいるぞぉ

あ、あれは岩仙人か?!
いいえ、あれは西です。


1峰通過
1回生にも楽しんで登る余裕があるようで楽しみながら行く。

Ⅱ峰懸垂下降地点にて

  黒部ダム建設時に現場から拝借して、設置された懸垂下降地点の鎖。(ただの噂です)

順に下降していく。 少年西

疲れるとふてこくなる村田 後半戦でふてこさが増すことをまだ知らない

筆者坂本

靴ずれ杉山

二浪後藤

主将佐々木優太
Ⅱ峰下降後は剱本峰に向けて登るのみ。

剱岳本峰到着

剣沢、室堂方面

後半戦、縦走の後立山がずっと見えるがゴール地点の親不知は見えない。

記念撮影  写真も撮ったのでサッサと降りたかった。が、今日までの大学の事務作業があり、電波の通じるここで作業をする必要があった。(真砂沢は電波不通)
 山頂で30分以上じっとしていると寒さで応えた。まさかの難所であった。

この後、長次郎のコルから長次郎谷を下降していく。
このルートは測量隊の柴崎氏や長次郎氏が剱岳登頂を成し遂げたルートというのを下山に読んだ「剱岳点の記」で知る。今度はルートで登りたいな。もちろん、最後の岩場は裸足である。
 
 コルより長次郎谷下方をみる。
  真砂沢BC到着。この時点でも僕らは盲目的に明日は雷鳥沢キャンプ場で寝るんだと信じていた。

8/8(火) 大雨
4:15 起床→4:40 沈殿決定→15:30 夕食→16:30 ミーティング→18:00 就寝

やはり、大雨。台風直撃。天気図でわかっていた。こうなることを。しかし、雷鳥沢に行ってお風呂に入るという希望が失ったショックは大きい。
 大雨でテントの下から浸水してきたり、入口のチャックから雨漏りしたり。
沈澱はつらい。まさかの真砂沢BC6泊である。

8/9(水) 雨後晴れ
2:45 起床→4:10 出発→6:05 雪渓から陸地へ→(7:07~15) 剣沢キャンプ場→(8:05~15) 別山乗越→9:45 雷鳥沢ヒュッテ→16:30 夕食→19:00 就寝

昨日より雨は弱いと言っても雨は降っている。どんよりした気分で雷鳥沢を目指す。

剣沢キャンプ前。寒い。パンツまでびしょびしょ。早く風呂に入りたいと願う。

雷鳥沢を下っていると雷鳥を見つけた。悪天候になると雷鳥を見かけるというがほんとのようだ。
雷鳥沢キャンプ場にテントを張って、みくりが池温泉に入った。本当に天国であった。体に湯が沁みる。
1週間風呂に入らないと1回目の洗髪では泡立たない。筆者が泡立つようになったのは3回目であった。すると、2回目で泡立った佐々木は汗の質の良さを主張してきた。いつも通りだ。

室堂で後半戦には必要の無い登攀具などを郵送にて送り返す。
雷鳥沢キャンプ場に戻るとなんと晴れてきた。

久しぶりの青空。立山がきれいに見えた。景色を楽しむのと並行して、濡れたテントや靴などを干す。

せっかくの晴れなので外で夕食を食べた。

立山をバックにカッコつける佐々木 いつも通りだ

インスタ映えしそうな写真を目指す筆者 目をつぶる事がインスタ映えへの一歩だと考える。

並ぶテント
前半戦が終わりを迎え、後半戦に行く前に各自親に無事の連絡をいれたりした。

これにて1週間の前半戦を終わる。
次は、室堂~五色~針ノ木~親不知への縦走:後半戦である。


文:坂本
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