参加者:三回生 佐々木、坂本
ニ回生 西
日程:2017年 5月2~6日
山域:穂高岳
行程:離洛~松本~上高地~涸沢キャンプ地~北穂東稜~北穂高岳~涸沢槍~涸沢岳~白出のコル~涸沢キャンプ場~白出のコル~奥穂高岳~涸沢キャンプ場~上高地~帰洛
5/2
帰洛~
毎度お馴染み京都駅G3より夜行バスにて出発
5/3
松本~上高地~涸沢
上高地出発8:50 ~明神 9:30 ~横尾 (11:05~11:30)~本谷橋(13:15~13:30)~涸沢着 14:50~食事17:20~就寝19:00
上高地に到着 暖かい
3月とは違い人で賑わうカッパ橋
上高地から歩く歩く、平坦な道を歩く めちゃくちゃ笑顔である。
横尾の橋を渡った辺りから雪が見えてきた
残雪の森はなかなか気持ちいい。サクサク進み、本谷付近で沢に降りる。
ここらでアイゼン、ヘルメットを装着
さすがにGWの涸沢は人が多い。
所々、数珠つなぎで登る。
目の前に前穂が見えてきて楽しい
振り返ると西の笑顔 楽しんでいるようだ
涸沢にテントを張って
夕食!
わかめスープ
チンジャオロース
美味である。
米の炊け具合も完璧で満足
夕暮れの穂高
5/5
涸沢キャンプ場~北穂沢~東稜~北穂高~涸沢岳~白出のコル~涸沢キャンプ場
5時、朝日に照らされて山がきれいだ。
東稜へのアタック!夜中の放射冷却によって雪が締まっている。歩きやすい。
北穂沢に所々雪崩跡があり、緊張しながらトラバース。
北穂沢から東稜に上がる。なかなかの急斜面
東稜に乗る。この尾根から北穂高岳を目指す。
雲一つない快晴
ゴジラの背 優太リードでロープを張る。
雪が多かったためeasyであった。懸垂下降もなかった。雪が少なければこうはいかないだろう。
後はピークまで白い尾根を登るのみ!
北穂高小屋 前日、美味しいごはんを食べ過ぎて全員トイレに駆け込む。
小屋横の階段を上がる。もちろん、石段は埋もれている。
北穂高岳到着
槍!西鎌!東鎌!キレット!絶景である。
北峰と南峰のコル 振り返る北穂高 人多いなぁ
涸沢槍経由で穂高山荘に行く。この先は人はいない。トレースもない。人混みの穂高でトレースを付けられるなんて最高のルートである。
夏の経験から個人的に大キレットより北穂高~穂高山荘間の方がシビアなので気を引き締める。
急にかっこ付ける優太 (やだ、あの子怖い)
きれいだなぁ(詠嘆)
天気がいいため薄っすらとだが富士山が見える。マジ卍
ゴロゴロしてるなぁ
レーションを食べる優太 それを見つめる西
イワヒバリのきれいな鳴き声を聞く。こんな所にいるのか
いい感じにシビアで楽しい。上回生のみなのでこのルートが採用されたのだ
涸沢直下のはしご この辺は人がいないので夏よりスムーズに通過
自分が思うに日本一カッコいい山頂の看板 雲が出てきたがそれでも最高の景色
ガスに隠れる奥穂、天空感がすごい
小豆沢から下降 谷の中央にデブリが多く、不審に思っているとお昼ごろに雪崩たらしい
初めて、大きな雪崩跡を見た。これだけデブリが大きいとレスキューは大変だろうなと話しながら足早に下りた。
交代で穂高小屋に向かう長野山岳警備隊の皆さん カッコいい
奥穂高岳
涸沢岳
北穂高岳
テント場に戻ってゴロゴロしていると東洋大に同行していた東洋大OBに一人一本ずつビールを頂く。優太、西は下戸なので一口飲んで後は自分にくれた。つまり、筆者はビールを3本もゲットしたのである。持参のさきイカと絶景を肴にビール。最高かよ~!
トイレに行くとまたもや文登研で出会った別の子と遭遇する。山で同じ時間を共有した人と山で再会する事はかくも嬉しいものか!酔っていたので交感神経がアゲアゲだったのだろう
ニ回生 西
日程:2017年 5月2~6日
山域:穂高岳
行程:離洛~松本~上高地~涸沢キャンプ地~北穂東稜~北穂高岳~涸沢槍~涸沢岳~白出のコル~涸沢キャンプ場~白出のコル~奥穂高岳~涸沢キャンプ場~上高地~帰洛
5/2
帰洛~
毎度お馴染み京都駅G3より夜行バスにて出発
5/3
松本~上高地~涸沢
上高地出発8:50 ~明神 9:30 ~横尾 (11:05~11:30)~本谷橋(13:15~13:30)~涸沢着 14:50~食事17:20~就寝19:00
上高地に到着 暖かい
3月とは違い人で賑わうカッパ橋
上高地から歩く歩く、平坦な道を歩く めちゃくちゃ笑顔である。
横尾の橋を渡った辺りから雪が見えてきた
残雪の森はなかなか気持ちいい。サクサク進み、本谷付近で沢に降りる。
ここらでアイゼン、ヘルメットを装着
さすがにGWの涸沢は人が多い。
所々、数珠つなぎで登る。
目の前に前穂が見えてきて楽しい
振り返ると西の笑顔 楽しんでいるようだ
涸沢にテントを張って
夕食!
わかめスープ
チンジャオロース
美味である。
米の炊け具合も完璧で満足
夕暮れの穂高
5/5
涸沢キャンプ場~北穂沢~東稜~北穂高~涸沢岳~白出のコル~涸沢キャンプ場
起床3:40~食事4:10~出発5:00~北穂高頂上(8:20~8:40)~涸沢槍(11:50~13:08)~涸沢岳(14:10~14:25)~白出のコル14:40~テント場15:40~食事17:00
5時、朝日に照らされて山がきれいだ。
東稜へのアタック!夜中の放射冷却によって雪が締まっている。歩きやすい。
北穂沢に所々雪崩跡があり、緊張しながらトラバース。
北穂沢から東稜に上がる。なかなかの急斜面
東稜に乗る。この尾根から北穂高岳を目指す。
雲一つない快晴
ゴジラの背 優太リードでロープを張る。
雪が多かったためeasyであった。懸垂下降もなかった。雪が少なければこうはいかないだろう。
後はピークまで白い尾根を登るのみ!
北穂高小屋 前日、美味しいごはんを食べ過ぎて全員トイレに駆け込む。
小屋横の階段を上がる。もちろん、石段は埋もれている。
北穂高岳到着
槍!西鎌!東鎌!キレット!絶景である。
北峰と南峰のコル 振り返る北穂高 人多いなぁ
涸沢槍経由で穂高山荘に行く。この先は人はいない。トレースもない。人混みの穂高でトレースを付けられるなんて最高のルートである。
夏の経験から個人的に大キレットより北穂高~穂高山荘間の方がシビアなので気を引き締める。
急にかっこ付ける優太 (やだ、あの子怖い)
きれいだなぁ(詠嘆)
天気がいいため薄っすらとだが富士山が見える。マジ卍
ゴロゴロしてるなぁ
レーションを食べる優太 それを見つめる西
イワヒバリのきれいな鳴き声を聞く。こんな所にいるのか
いい感じにシビアで楽しい。上回生のみなのでこのルートが採用されたのだ
涸沢直下のはしご この辺は人がいないので夏よりスムーズに通過
自分が思うに日本一カッコいい山頂の看板 雲が出てきたがそれでも最高の景色
ガスに隠れる奥穂、天空感がすごい
小豆沢から下降 谷の中央にデブリが多く、不審に思っているとお昼ごろに雪崩たらしい
初めて、大きな雪崩跡を見た。これだけデブリが大きいとレスキューは大変だろうなと話しながら足早に下りた。
5/5金
3:30起床→5:10出発→6:40白出のコル→8:05奥穂高岳→8:45白出のコル→9:30雪訓→12:00テント場→14:30食事
GWの折り返し日でテントは撤収され、大分人が減った。まぁ、それでも多いんですけどね
昨日、多くの人が小豆沢を下降したため雪面がボコボコ 歩幅が合わん
途中、冬の文登研で知り合った東洋大を前に見つけて喋る。
振り返ると豆粒サイズのテントたち
部員愛用のフルグラをむさぼる西
体積当たりのエネルギーは小さいがビタミン取ってる感じがするし、普通美味しい
今日も快晴 ザイテングラードから白出のコルに詰める
穂高山荘 もちろん雉打ちはした。
奥穂はガスってる 下部にある2つの階段は掘り出されており、楽々
雪壁はトレースが付けられていたが下降のパーティがいたので更に右から登る。ダガーポジションで行けば楽勝である。トレースが付けられて気持ちいい
その後もガスってはいるが順調に登り、
奥穂に到着! 山頂に居たおっちゃんと写真を撮りあう
まっしろ
堂々とした祠 やっぱり、奥穂はいいなぁ
絶対、年度末3月にまた登ってきたい。
雪壁を下る 西がビビっている 下降が苦手なのは直ってないようだ
前日、小豆沢で雪崩があったのでザイテングラードから下降
時間が余ったので涸沢小屋の南側で雪訓を実施
滑落停止、ツェルト搬送
昨日、多くの人が小豆沢を下降したため雪面がボコボコ 歩幅が合わん
途中、冬の文登研で知り合った東洋大を前に見つけて喋る。
振り返ると豆粒サイズのテントたち
部員愛用のフルグラをむさぼる西
体積当たりのエネルギーは小さいがビタミン取ってる感じがするし、普通美味しい
今日も快晴 ザイテングラードから白出のコルに詰める
穂高山荘 もちろん雉打ちはした。
奥穂はガスってる 下部にある2つの階段は掘り出されており、楽々
雪壁はトレースが付けられていたが下降のパーティがいたので更に右から登る。ダガーポジションで行けば楽勝である。トレースが付けられて気持ちいい
その後もガスってはいるが順調に登り、
奥穂に到着! 山頂に居たおっちゃんと写真を撮りあう
まっしろ
堂々とした祠 やっぱり、奥穂はいいなぁ
絶対、年度末3月にまた登ってきたい。
雪壁を下る 西がビビっている 下降が苦手なのは直ってないようだ
前日、小豆沢で雪崩があったのでザイテングラードから下降
時間が余ったので涸沢小屋の南側で雪訓を実施
滑落停止、ツェルト搬送
交代で穂高小屋に向かう長野山岳警備隊の皆さん カッコいい
奥穂高岳
涸沢岳
北穂高岳
テント場に戻ってゴロゴロしていると東洋大に同行していた東洋大OBに一人一本ずつビールを頂く。優太、西は下戸なので一口飲んで後は自分にくれた。つまり、筆者はビールを3本もゲットしたのである。持参のさきイカと絶景を肴にビール。最高かよ~!
トイレに行くとまたもや文登研で出会った別の子と遭遇する。山で同じ時間を共有した人と山で再会する事はかくも嬉しいものか!酔っていたので交感神経がアゲアゲだったのだろう
4日目
2:00起床→(4:20~4:29)本谷橋→(5:15~5:35)横尾→(6:40~7:20)徳沢→8:05明神→8:55上高地
撤収日
日の出頃から雨の予報のため、早めに撤収。尻セードでザーっと下降したかったが全然滑らない
昨日からこの尻セードを楽しみにしていたのでショックだ
名残り惜しくもあるがサッサと行く。横尾を過ぎたあたりから小雨が降り始める。
徳沢に着いた時点で気分はもう下界。ソフトクリームうまぁ
上高地のお風呂の時間が10時なので休憩を挟みながら雨の中粛々と歩く。
お風呂に入り、飯を食ういつものヤツを行い。バスの時間までビジターセンターで暇を潰す。
タイトルはうる覚えだが「鳥と山と上高地」という講演が13時からあるのを知り、優太と西を誘うが秒で断られた。これだから、野蛮人は困る。
一人で聞きに行くとなかなか面白い内容であった。坂本は鳥の知識を覚えた。
ちなみに、涸沢岳付近で見つけた鳥がイワヒバリであると教えてくれたのはこの時の講師である。
その後、上高地周辺を散策してさわやか信州号で帰路についた。
今年度最初の合宿 1回生は装備が揃っていないので上回生のみで今年度末の冬季槍・穂高合宿の偵察も兼ねていつもより高いレベルの山行を目指していた。
撤収日
日の出頃から雨の予報のため、早めに撤収。尻セードでザーっと下降したかったが全然滑らない
昨日からこの尻セードを楽しみにしていたのでショックだ
名残り惜しくもあるがサッサと行く。横尾を過ぎたあたりから小雨が降り始める。
徳沢に着いた時点で気分はもう下界。ソフトクリームうまぁ
上高地のお風呂の時間が10時なので休憩を挟みながら雨の中粛々と歩く。
お風呂に入り、飯を食ういつものヤツを行い。バスの時間までビジターセンターで暇を潰す。
タイトルはうる覚えだが「鳥と山と上高地」という講演が13時からあるのを知り、優太と西を誘うが秒で断られた。これだから、野蛮人は困る。
一人で聞きに行くとなかなか面白い内容であった。坂本は鳥の知識を覚えた。
ちなみに、涸沢岳付近で見つけた鳥がイワヒバリであると教えてくれたのはこの時の講師である。
その後、上高地周辺を散策してさわやか信州号で帰路についた。
今年度最初の合宿 1回生は装備が揃っていないので上回生のみで今年度末の冬季槍・穂高合宿の偵察も兼ねていつもより高いレベルの山行を目指していた。
結果、目標のルート、ピークは完遂でき、また天気が良かったため最高に楽しい合宿であった。
後、8カ月程度トレーニングを続けて是非ともまた奥穂高の頂に立ちたい。
後、8カ月程度トレーニングを続けて是非ともまた奥穂高の頂に立ちたい。
文:坂本
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H29年 3/24~31
山域:北アルプス
参加者:二回生 佐々木優太(リーダー)、坂本(サブ・気象)
1回生 後藤(記録)、西(食料)
※()内は役職
行程
3/24(金) 京都駅離洛(夜光バス)
3/25(土) 松本駅~有明駅~宮城ゲート~中房温泉~尾根上1700m地点(テント泊)
3/26(日) 尾根上1700m地点~燕山荘(冬季小屋)
3/27(月) 燕山荘~大天荘(冬季小屋)
3/28(火) 大天荘~常念小屋(テント泊)
3/29(水) 常念小屋~蝶ヶ岳ヒュッテ(冬季小屋)
3/30(木) 蝶ヶ岳ヒュッテ~上高地バスターミナル(テント泊)
3/31(金) 上高地バスターミナル~中ノ湯(バス)~松本~帰洛
3/28火曜日 晴れ後雪
山域:北アルプス
参加者:二回生 佐々木優太(リーダー)、坂本(サブ・気象)
1回生 後藤(記録)、西(食料)
※()内は役職
行程
3/24(金) 京都駅離洛(夜光バス)
3/25(土) 松本駅~有明駅~宮城ゲート~中房温泉~尾根上1700m地点(テント泊)
3/26(日) 尾根上1700m地点~燕山荘(冬季小屋)
3/27(月) 燕山荘~大天荘(冬季小屋)
3/28(火) 大天荘~常念小屋(テント泊)
3/29(水) 常念小屋~蝶ヶ岳ヒュッテ(冬季小屋)
3/30(木) 蝶ヶ岳ヒュッテ~上高地バスターミナル(テント泊)
3/31(金) 上高地バスターミナル~中ノ湯(バス)~松本~帰洛
3/24金曜日
21:00 京都駅集合
23:10 京都駅発(バス)
2月合宿と同じ京都駅G3バス停より出発
2月合宿と同じ京都駅G3バス停より出発
3/25土曜日 晴れ
6:20 松本駅着
7:15 松本駅発(電車)
7:50 有明駅着
8:00 有明駅発(タクシー)
8:15 冬期封鎖ゲート着
12:05 中房温泉登山口着
12:40 中房温泉登山口発
12:50 スパッツ、ピッケル、ビーコン装着
14:55 1,700m付近尾根樹林帯にテント設営
16:00 天気図(坂本・後藤)
17:00 夕食
20:00 就寝
松本で牛丼を食す。美味しい。
電車で松本~有明に、タクシーで有明~宮城ゲートに移動
宮城ゲートから中房温泉は13kmにおよぶ舗装道路である。ただただ辛かった。今合宿の核心のひとつであった。
中房温泉にて大佐
中房からの登山口を出発してすぐに深さ1mほどの雪が出てきた。この最初で道が不明瞭かつ雪が腐ってて、100m標高を上げるのに1時間もかかってしまった。
この日は14時に行動を停止し、1700m付近の樹林帯でテント泊をした。
晩ご飯は西が担当でカレーであった。しかし、ルーが甘口で美味しくない…
西よ、中辛以上で頼む。甘いカレーは食が進まないんや
電車で松本~有明に、タクシーで有明~宮城ゲートに移動
宮城ゲートから中房温泉は13kmにおよぶ舗装道路である。ただただ辛かった。今合宿の核心のひとつであった。
中房温泉にて大佐
中房からの登山口を出発してすぐに深さ1mほどの雪が出てきた。この最初で道が不明瞭かつ雪が腐ってて、100m標高を上げるのに1時間もかかってしまった。
この日は14時に行動を停止し、1700m付近の樹林帯でテント泊をした。
晩ご飯は西が担当でカレーであった。しかし、ルーが甘口で美味しくない…
西よ、中辛以上で頼む。甘いカレーは食が進まないんや
3/26日曜日 雪
3:45 起床
5:40 出発(ワカン装備)
11:30 合戦小屋
14:30 燕山荘着
15:00 燕山荘内へ
16:00 天気図(西・後藤)
17:00 夕食
19:30 就寝
朝、ワカンを履いて出発。過去の報告書で合戦尾根は名前の厳つさ通りに辛いとあったが本当に辛かった。別に景色が見える訳でもなくただただ登る。
合戦小屋 当然、スイカはない。
合戦尾根上部 ガス
燕山荘が見えると皆テンションが上がった。やはり、目的地や景色が見えた方が元気がでる。
翌日朝一で最低限の荷物で燕岳にアタックしたかったので時間短縮のため冬季小屋を利用した。
朝、ワカンを履いて出発。過去の報告書で合戦尾根は名前の厳つさ通りに辛いとあったが本当に辛かった。別に景色が見える訳でもなくただただ登る。
合戦小屋 当然、スイカはない。
合戦尾根上部 ガス
燕山荘が見えると皆テンションが上がった。やはり、目的地や景色が見えた方が元気がでる。
翌日朝一で最低限の荷物で燕岳にアタックしたかったので時間短縮のため冬季小屋を利用した。
3/27月曜日 朝:吹雪&ガス、昼以降:晴れ
4:15 起床
6:20 出発(ワカン、ハーネス装備)
7:20 燕山荘に復帰
7:20 燕山荘に復帰
8:50 蛙岩
12:30 伊右衛門吊岩
14:00 アイゼン装着
17:00 大天井岳山頂
17:40 大天荘着
19:00 夕食
朝、朝飯の準備を一回生に任せて、優太と筆者で弱層チェックをする。良い雪質だったがガスが深く、燕岳に登っても景色は何も見えないだろうと判断し、燕には行かず大天井岳へ行く。
しかし、筆者の思い込みでルートを間違え、燕岳に戻るまで1時間のロスをしてしまった。概念の覚え込みが甘かった。
思いのほか雪が深く、膝ラッセルが続く。蛙岩では岩の間を通過してみる。狭い。
蛙岩にて
雪が深くルートがよく分からないので雪庇を避けながら稜線を進む。岩が多い。
ガスが晴れてきて、大天井岳、槍が見える
なんとか、大天井岳に着く。槍・穂高の景色が綺麗である。
大天井小屋へ降りる
非常に長い一日であった。
朝、朝飯の準備を一回生に任せて、優太と筆者で弱層チェックをする。良い雪質だったがガスが深く、燕岳に登っても景色は何も見えないだろうと判断し、燕には行かず大天井岳へ行く。
しかし、筆者の思い込みでルートを間違え、燕岳に戻るまで1時間のロスをしてしまった。概念の覚え込みが甘かった。
思いのほか雪が深く、膝ラッセルが続く。蛙岩では岩の間を通過してみる。狭い。
蛙岩にて
雪が深くルートがよく分からないので雪庇を避けながら稜線を進む。岩が多い。
ガスが晴れてきて、大天井岳、槍が見える
なんとか、大天井岳に着く。槍・穂高の景色が綺麗である。
大天井小屋へ降りる
非常に長い一日であった。
3/28火曜日 晴れ後雪
3:45 起床
5:40 出発
8:10 東天井岳
9:50 横通岳を巻く
11:00 常念小屋手前の下り坂にてビーコン訓練
15:00 常念小屋にてテント設営
16:00 天気図(西)
17:00 夕食
19:30 就寝
ご来光 冬の良さを感じる1枚
小屋前にて出発準備
前日にヤマテンで午後から荒れる予報だったので急ぎ気味に行く。前日と同じく稜線上で雪が薄く、岩がゴロゴロあるのでアイゼンで行く。
右手に槍穂高を左手に日の出且つ晴天と最高の景色のなか稜線歩きは筆者の語彙力では表せない程に素晴らしかった。そんな状況なので歩行速度も前日に比べて早かった。
まあ、「良いときもあれば悪いときもある」とはよく言ったものだ。
後藤のアイゼンが壊れました。アイゼンの長さを調節する留め具が壊れてアイゼンの大きさがガバガバになった。アイゼンが外れた1度目は後藤のアイゼン紐の付け方が緩いのだと思い、きつく締めろと言って直す。2度目は先程から10分もせずに訪れた。歩いていて丁度いい服装なので待たされてる方は非常に寒い。寒いのでイライラしながら後藤にきつく締めろと言う。3度目、やっとアイゼンの接続部が壊れていることが解る。針金で補修をする。2度目で異変に気づくべきであった。
前日が長かったので本日は常念小屋で終わり。
常念岳 この後、山頂付近は雲に覆われる。
常念小屋の手前の斜面で雪訓を行う。
テント内にて水作り中の1枚
ご来光 冬の良さを感じる1枚
小屋前にて出発準備
前日にヤマテンで午後から荒れる予報だったので急ぎ気味に行く。前日と同じく稜線上で雪が薄く、岩がゴロゴロあるのでアイゼンで行く。
右手に槍穂高を左手に日の出且つ晴天と最高の景色のなか稜線歩きは筆者の語彙力では表せない程に素晴らしかった。そんな状況なので歩行速度も前日に比べて早かった。
まあ、「良いときもあれば悪いときもある」とはよく言ったものだ。
後藤のアイゼンが壊れました。アイゼンの長さを調節する留め具が壊れてアイゼンの大きさがガバガバになった。アイゼンが外れた1度目は後藤のアイゼン紐の付け方が緩いのだと思い、きつく締めろと言って直す。2度目は先程から10分もせずに訪れた。歩いていて丁度いい服装なので待たされてる方は非常に寒い。寒いのでイライラしながら後藤にきつく締めろと言う。3度目、やっとアイゼンの接続部が壊れていることが解る。針金で補修をする。2度目で異変に気づくべきであった。
前日が長かったので本日は常念小屋で終わり。
常念岳 この後、山頂付近は雲に覆われる。
常念小屋の手前の斜面で雪訓を行う。
テント内にて水作り中の1枚
3/29水曜日 晴れ
3:30 起床
5:50 出発
7:55 常念岳山頂
13:10 蝶槍手前の鞍部近くにて雪洞堀訓練
14:45 出発
16:30 蝶槍
17:30 蝶ヶ崎ヒュッテ着
19:30 夕食
21:00 就寝
めちゃくちゃ逆光
太陽を背負う男たち
筆者もカメラを西に渡し撮ってもらう。 赤ばっか
天気が良く順調に常念岳に登頂。
メチャメチャ良い景色。今合宿一の絶景である。
360°
ほんとに綺麗 疲れが吹き飛ぶ
ここで西と筆者は紅茶で常念、穂高、槍に向かって石原軍団風の「乾杯っ」をする。テンションが上がっていた。
蝶槍手前のコルで雪洞掘り訓練をする。これが後の悲劇の原因となる。
1時間半後ザックを背負い出発
蝶槍へのラッセルが急登かつ太ももラッセル。死物狂いで各人ラッセルする。たまに、ツリーホールに落ちる。
蝶槍到着。景色なんてどうでもよかった。雪洞掘り且つ鬼ラッセルではレーションの補給なんて焼け石に水。佐々木以外シャリバテ気味。最早、死兵の行軍。テント場に着きテントを立てようとするものの雪がなく、張綱が張れない。予報では今晩は強風なので冬季小屋を使わしてもらう。
ご飯が本当に美味しかった。
めちゃくちゃ逆光
太陽を背負う男たち
筆者もカメラを西に渡し撮ってもらう。 赤ばっか
天気が良く順調に常念岳に登頂。
メチャメチャ良い景色。今合宿一の絶景である。
360°
ほんとに綺麗 疲れが吹き飛ぶ
ここで西と筆者は紅茶で常念、穂高、槍に向かって石原軍団風の「乾杯っ」をする。テンションが上がっていた。
蝶槍手前のコルで雪洞掘り訓練をする。これが後の悲劇の原因となる。
1時間半後ザックを背負い出発
蝶槍へのラッセルが急登かつ太ももラッセル。死物狂いで各人ラッセルする。たまに、ツリーホールに落ちる。
蝶槍到着。景色なんてどうでもよかった。雪洞掘り且つ鬼ラッセルではレーションの補給なんて焼け石に水。佐々木以外シャリバテ気味。最早、死兵の行軍。テント場に着きテントを立てようとするものの雪がなく、張綱が張れない。予報では今晩は強風なので冬季小屋を使わしてもらう。
ご飯が本当に美味しかった。
3/30木曜日 晴れ
4:50 起床
6:30 出発
8:20 長塀山山頂
9:00 緊急搬送訓練
11:00
12:45 徳沢
14:20 明神旅館
14:55 河童橋
15:15 河童橋から0.3km程進んだところにテント設営
16:40 夕食
19:00 就寝
本日は下山のみ。体が軽い。
長塀尾根の途中でツェルト搬送訓練を実施。下りなのでまだまし。
徳沢の上方200mから尻セードで下る。
気分は下界。だが、上高地までが遠い。
人がいないカッパ橋はオツであった。
恒例、余った予備食を食べまくる。
本日は下山のみ。体が軽い。
長塀尾根の途中でツェルト搬送訓練を実施。下りなのでまだまし。
徳沢の上方200mから尻セードで下る。
気分は下界。だが、上高地までが遠い。
人がいないカッパ橋はオツであった。
恒例、余った予備食を食べまくる。
3/31金曜日 曇り
3:45 起床
5:20 出発
6:15 釜トンネル
6:40 中ノ湯バス停着
9:00 中ノ湯バス停発(バス)
10:20 松本駅
11:10 温泉
14:00 松本駅にて解散
下界飯が楽しみ過ぎて、5時20分に出発。
6時40分中ノ湯バス停到着。バスの時刻は9時‼寒空の下2時間の待機は堪えた。まさかの核心。最終日の出発時間の設定は重要であると見に染みてわかった。
無事、松本駅に下山。
お風呂に入り、王将で飯を食らい、人間に戻った。
18切符で帰洛。
この合宿後、1ヵ月完筆者は布団で寝るとき喜びを味わう事になる。
乾いた布団こそ正義と悟る。
冬季にしては長い合宿であった。飯を豪華にし過ぎてザックが重いという失敗はしたが冬山を存分に楽しめた合宿であった。また、文登研の実地での伝達講習ができたので成功といって良いだろう。
途中まで表銀座であり、非常に景色が良かった。が、家に帰ると日常生活に感激する。まだまだ、心が山に傾いていないようだ。
長くなりましたがこれにてH28年度の活動は終了となりました。
H29年度もよろしくお願いします。
文:坂本
6時40分中ノ湯バス停到着。バスの時刻は9時‼寒空の下2時間の待機は堪えた。まさかの核心。最終日の出発時間の設定は重要であると見に染みてわかった。
無事、松本駅に下山。
お風呂に入り、王将で飯を食らい、人間に戻った。
18切符で帰洛。
この合宿後、1ヵ月完筆者は布団で寝るとき喜びを味わう事になる。
乾いた布団こそ正義と悟る。
冬季にしては長い合宿であった。飯を豪華にし過ぎてザックが重いという失敗はしたが冬山を存分に楽しめた合宿であった。また、文登研の実地での伝達講習ができたので成功といって良いだろう。
途中まで表銀座であり、非常に景色が良かった。が、家に帰ると日常生活に感激する。まだまだ、心が山に傾いていないようだ。
長くなりましたがこれにてH28年度の活動は終了となりました。
H29年度もよろしくお願いします。
文:坂本
参加者:二回生 佐々木、坂本
一回生 後藤、西
OB 清水監督(2/18,19)、野口コーチ(2/18)
日程:2017年 2月 15~20日
山域:八ヶ岳
行程:離洛~茅野~渋の湯~黒百合平~天狗岳~硫黄岳~行者小屋~阿弥陀北東稜~行者小屋~美濃戸山荘~帰洛
2月八ヶ岳合宿の報告です。
前半、渋の湯~行者小屋までは1,2回生の冬山経験を着けるため縦走を、
後半、行者小屋~阿弥陀北西稜はバリュエーションの冬季登攀を行った。
2/15(水)天気:晴れ
22時に京都駅に集合し、23:25に京都駅G3バス乗り場より夜行バスで茅野に向けて離洛
2/16(木)天気:晴れのち風強し
6:50茅野駅着~7:30茅野駅発~8:10渋の湯着~9:00渋の湯発~11:45黒百合ヒュッテ着~12:10黒百合ヒュッテ発~13:05fix通過~14:25東天狗岳通過~15:35根石岳通過~15:40根石山荘着
6:50に茅野駅に到着、各自持参した朝食を頬張り、タクシーにて渋の湯まで移動。
渋の湯前でトイレやらビーコンチェックなどの準備をする。
林間を行く。 後藤が遅れる。後藤の後ろを行く筆者は後藤のおかげでペースが上がっていない事がバレず安堵する。30kg超のザックは160cmの筆者には辛い
黒百合ヒュッテ前にて後藤。天気が良く皆サングラスを着ける
後藤のサングラス姿がイカツい。大佐というあだ名が後藤に付けられた。
部員はこのあだ名を気に入り、 主に後藤を揶揄するときに「大佐ぁ~w」と呼ぶ。
中山峠より 眺望よし
東天狗岳に向かう途中に少し勾配のキツイところがあり、fixを張る。
当時は何も疑問に思わなかったが今思うと本当にfixを張った意味が分からない。
よくある斜度でナイフリッジな訳でもない。
1,2回生のみの初の合宿ということで安パイをとったのだろうか。
(手前左が西、右後藤、右のこちらを見ているのが佐々木)
無駄にかっこをつける西
風がまあまあ強く、東天狗手前の岩影で休憩
ちなみに、左の佐々木がgo-proを着けているが寒さで電池がイカれ動画は撮れていない。
大学の広報の企画でお借りしましたが動画が撮れず申し訳ございません。。。
根石岳山荘 強風のため山荘の風下にテントを張る。
テント内。夕食は鶏鍋、あっさりし過ぎて冬では物足りない。
天気予報では明日はお昼の12頃から荒れるようだ。明後日の朝に行者小屋で監督コーチと合流予定であったので5:30出発でお昼までに赤岩の頭直下の樹林帯に行くことにする。
2/17(金)天気:曇りのち吹雪
3:30起床~5:50出発~8:50硫黄岳~14:10登山より1つジョウゴ沢側の尾根2520m付近テント設営
起床から出発まで2時間20分。時間短縮が課題である。
朝から強風であった。コルであるから風が強くて当然だがそれを考えてみても荒れていた。
本来なら沈殿しても良かったが今合宿の主な目的が赤岳主稜と阿弥陀北西稜の登攀であり、そのサポートのために来てくださる監督コーチとの合流のため足早に行く。
目の前に硫黄岳
写真には写っていないが左手に見事なレンズ雲を観測。硫黄岳山頂からは雪煙。
予想していたより圧倒的に早くから荒れて強風で進むのままならない中硫黄岳に登る。
後藤、西の背中から緊張と疲労がひしひしと伝わってくる。
硫黄岳山頂にて後藤、西を安心させるため看板を用いて、現在位置とルートを再確認させる。
風と雪とガス
硫黄岳を出発後、赤岳山荘への下降点をミスる。大分、手前で下降する。
去年も2月に八ヶ岳に来た佐々木1人にルートファインディングを任せ過ぎたのが過失であった。
悪天で頭が回っていなかった。
その後、ミスに気づいたものの登り返さず、トラバースで正規のルートを目指す。途中、沢を通過時はfixを張った。
ホワイトアウトでどこまでトラバースしたのかわからず下降ぎみに西方面に行く。
14時にホワイトアウトと1回生の体力精神が限界に達したため尾根の樹林帯にテントを張る。
設営後にスマホで現在位置を確認し、正確な現在位置を把握する。また、監督に連絡状況を説明する。
2/18(土) 天気:晴れ
3:20起床~6:00出発~8:40登山道復帰~9:50赤岳鉱泉~10:50行者小屋着~12:10行者小屋発(2回生と監督コーチのみ)~13:40行者小屋着
前日と打ってかわり晴れである。見えることがここまで心強いとは!
ガスっていない
fixを張り、沢を渡り、登山道に復帰する。
ここで迎えに来てくださった清水監督、野口コーチと合流
ご心配をおかけしました
その後は順調に行き、行者小屋へ
行者小屋
野口コーチにテント設営のコツと弱層テストを教えていただく。
本来、この日に赤岳主稜に登攀する予定であったが到着が遅れたため中止
2回生佐々木と坂本、清水氏、野口氏で明日の阿弥陀岳北西稜の偵察、赤岳主稜の概念を知るため文三郎尾根を登る。以下、3つの画像は文三郎より
↑阿弥陀岳
↑横岳
↑赤岳
行者小屋に戻り、明日仕事がある野口氏下山。おみやげにビールを頂く。ごちそうさまでした。
2/19(日)
天気:早朝地吹雪のち晴れ
3:30起床~5:35出発~7:00阿弥陀岳北西稜取り付き~10:20阿弥陀岳山頂着~10:45阿弥陀岳山頂発~11:35中岳沢の頭~12:15文三郎尾根~12:45テント場
パーティー:佐々木班(佐々木、西)、坂本班(坂本、後藤)
5:30出発のために2時間前に起きる。早すぎだ
取り付きへ向かう。
途中、後方から来る東北大に抜かされる。
ジャンクションピークまでの急登のほうが緊張した。両班とも1回生が落ちないようにコンテで進む。
↗取り付き
とりあえず、順番待ちをする。が、地吹雪が吹き荒れ寒い。まつ毛が凍る。
ここで、坂本と西の指先が軽度の凍傷になり痛がる。手袋が濡れていた。手袋を交換、手を動かし、復活。
取り付きにアンカー用のボルトがある。
北西稜登攀中より赤岳
途中途中、ハーケンやボルトがあるがいい感じのピナクルもあった。
阿弥陀山頂 赤岳をバックに撮る
先ほどは逆光だったので取り直す。
(額にゴーグルを着けているアホは筆者です。この時はゴーグルを額に着けると曇るなんて知りませんでした)
思っていたよりも登攀はeasyだったが環境が核心であった。とにかく寒い、ロープが凍るなど練習とは全く違う環境で辛かった。
阿弥陀下降 いい景色だ
中岳沢にて清水監督とお別れ。ありがとうございました!
今合宿のハイライト筆者謹製かつ丼。絵面は悪いが大変美味しかった。
2/20(月)天気 晴れのち小雨
3:30起床~5:50出発~6:55美濃戸山荘着~7:35美濃戸山荘発~8:35赤岳山荘着~11:20美濃戸バス停~11:45茅野駅~帰洛
今後、天気が荒れるとの予報であったので八ヶ岳のラウンドを諦めて下山。サクサク降りていく。
美濃戸山荘にてスパッツなど要らない装備を外す。
赤岳山荘にてバス待ちでお風呂に入り、ドリンクバーでコーヒーやココアを飲みまったり過ごす。
茅野からはバスで帰洛で終了となった。
本来は赤岳主稜、阿弥陀北西稜、八ヶ岳(赤岳~横岳~硫黄岳)ラウンドを予定していたが到着の遅れや天候不順で阿弥陀北西稜のみ行うことができた。
1,2回生のみの合宿で危なっかしい部分も多かったが改善点が明確になり、今後の糧となるだろう。
最後となりましたが支援に来てくださった清水監督、野口コーチありがとうございました。
文:坂本
一回生 後藤、西
OB 清水監督(2/18,19)、野口コーチ(2/18)
日程:2017年 2月 15~20日
山域:八ヶ岳
行程:離洛~茅野~渋の湯~黒百合平~天狗岳~硫黄岳~行者小屋~阿弥陀北東稜~行者小屋~美濃戸山荘~帰洛
2月八ヶ岳合宿の報告です。
前半、渋の湯~行者小屋までは1,2回生の冬山経験を着けるため縦走を、
後半、行者小屋~阿弥陀北西稜はバリュエーションの冬季登攀を行った。
2/15(水)天気:晴れ
22時に京都駅に集合し、23:25に京都駅G3バス乗り場より夜行バスで茅野に向けて離洛
2/16(木)天気:晴れのち風強し
6:50茅野駅着~7:30茅野駅発~8:10渋の湯着~9:00渋の湯発~11:45黒百合ヒュッテ着~12:10黒百合ヒュッテ発~13:05fix通過~14:25東天狗岳通過~15:35根石岳通過~15:40根石山荘着
6:50に茅野駅に到着、各自持参した朝食を頬張り、タクシーにて渋の湯まで移動。
渋の湯前でトイレやらビーコンチェックなどの準備をする。
林間を行く。 後藤が遅れる。後藤の後ろを行く筆者は後藤のおかげでペースが上がっていない事がバレず安堵する。30kg超のザックは160cmの筆者には辛い
黒百合ヒュッテ前にて後藤。天気が良く皆サングラスを着ける
後藤のサングラス姿がイカツい。大佐というあだ名が後藤に付けられた。
部員はこのあだ名を気に入り、 主に後藤を揶揄するときに「大佐ぁ~w」と呼ぶ。
中山峠より 眺望よし
東天狗岳に向かう途中に少し勾配のキツイところがあり、fixを張る。
当時は何も疑問に思わなかったが今思うと本当にfixを張った意味が分からない。
よくある斜度でナイフリッジな訳でもない。
1,2回生のみの初の合宿ということで安パイをとったのだろうか。
(手前左が西、右後藤、右のこちらを見ているのが佐々木)
無駄にかっこをつける西
風がまあまあ強く、東天狗手前の岩影で休憩
ちなみに、左の佐々木がgo-proを着けているが寒さで電池がイカれ動画は撮れていない。
大学の広報の企画でお借りしましたが動画が撮れず申し訳ございません。。。
根石岳山荘 強風のため山荘の風下にテントを張る。
テント内。夕食は鶏鍋、あっさりし過ぎて冬では物足りない。
天気予報では明日はお昼の12頃から荒れるようだ。明後日の朝に行者小屋で監督コーチと合流予定であったので5:30出発でお昼までに赤岩の頭直下の樹林帯に行くことにする。
2/17(金)天気:曇りのち吹雪
3:30起床~5:50出発~8:50硫黄岳~14:10登山より1つジョウゴ沢側の尾根2520m付近テント設営
起床から出発まで2時間20分。時間短縮が課題である。
朝から強風であった。コルであるから風が強くて当然だがそれを考えてみても荒れていた。
本来なら沈殿しても良かったが今合宿の主な目的が赤岳主稜と阿弥陀北西稜の登攀であり、そのサポートのために来てくださる監督コーチとの合流のため足早に行く。
目の前に硫黄岳
写真には写っていないが左手に見事なレンズ雲を観測。硫黄岳山頂からは雪煙。
予想していたより圧倒的に早くから荒れて強風で進むのままならない中硫黄岳に登る。
後藤、西の背中から緊張と疲労がひしひしと伝わってくる。
硫黄岳山頂にて後藤、西を安心させるため看板を用いて、現在位置とルートを再確認させる。
風と雪とガス
硫黄岳を出発後、赤岳山荘への下降点をミスる。大分、手前で下降する。
去年も2月に八ヶ岳に来た佐々木1人にルートファインディングを任せ過ぎたのが過失であった。
悪天で頭が回っていなかった。
その後、ミスに気づいたものの登り返さず、トラバースで正規のルートを目指す。途中、沢を通過時はfixを張った。
ホワイトアウトでどこまでトラバースしたのかわからず下降ぎみに西方面に行く。
14時にホワイトアウトと1回生の体力精神が限界に達したため尾根の樹林帯にテントを張る。
設営後にスマホで現在位置を確認し、正確な現在位置を把握する。また、監督に連絡状況を説明する。
2/18(土) 天気:晴れ
3:20起床~6:00出発~8:40登山道復帰~9:50赤岳鉱泉~10:50行者小屋着~12:10行者小屋発(2回生と監督コーチのみ)~13:40行者小屋着
前日と打ってかわり晴れである。見えることがここまで心強いとは!
ガスっていない
fixを張り、沢を渡り、登山道に復帰する。
ここで迎えに来てくださった清水監督、野口コーチと合流
ご心配をおかけしました
その後は順調に行き、行者小屋へ
行者小屋
野口コーチにテント設営のコツと弱層テストを教えていただく。
本来、この日に赤岳主稜に登攀する予定であったが到着が遅れたため中止
2回生佐々木と坂本、清水氏、野口氏で明日の阿弥陀岳北西稜の偵察、赤岳主稜の概念を知るため文三郎尾根を登る。以下、3つの画像は文三郎より
↑阿弥陀岳
↑横岳
↑赤岳
行者小屋に戻り、明日仕事がある野口氏下山。おみやげにビールを頂く。ごちそうさまでした。
2/19(日)
天気:早朝地吹雪のち晴れ
3:30起床~5:35出発~7:00阿弥陀岳北西稜取り付き~10:20阿弥陀岳山頂着~10:45阿弥陀岳山頂発~11:35中岳沢の頭~12:15文三郎尾根~12:45テント場
パーティー:佐々木班(佐々木、西)、坂本班(坂本、後藤)
5:30出発のために2時間前に起きる。早すぎだ
取り付きへ向かう。
途中、後方から来る東北大に抜かされる。
ジャンクションピークまでの急登のほうが緊張した。両班とも1回生が落ちないようにコンテで進む。
↗取り付き
とりあえず、順番待ちをする。が、地吹雪が吹き荒れ寒い。まつ毛が凍る。
ここで、坂本と西の指先が軽度の凍傷になり痛がる。手袋が濡れていた。手袋を交換、手を動かし、復活。
取り付きにアンカー用のボルトがある。
北西稜登攀中より赤岳
途中途中、ハーケンやボルトがあるがいい感じのピナクルもあった。
阿弥陀山頂 赤岳をバックに撮る
先ほどは逆光だったので取り直す。
(額にゴーグルを着けているアホは筆者です。この時はゴーグルを額に着けると曇るなんて知りませんでした)
思っていたよりも登攀はeasyだったが環境が核心であった。とにかく寒い、ロープが凍るなど練習とは全く違う環境で辛かった。
阿弥陀下降 いい景色だ
中岳沢にて清水監督とお別れ。ありがとうございました!
今合宿のハイライト筆者謹製かつ丼。絵面は悪いが大変美味しかった。
2/20(月)天気 晴れのち小雨
3:30起床~5:50出発~6:55美濃戸山荘着~7:35美濃戸山荘発~8:35赤岳山荘着~11:20美濃戸バス停~11:45茅野駅~帰洛
今後、天気が荒れるとの予報であったので八ヶ岳のラウンドを諦めて下山。サクサク降りていく。
美濃戸山荘にてスパッツなど要らない装備を外す。
赤岳山荘にてバス待ちでお風呂に入り、ドリンクバーでコーヒーやココアを飲みまったり過ごす。
茅野からはバスで帰洛で終了となった。
本来は赤岳主稜、阿弥陀北西稜、八ヶ岳(赤岳~横岳~硫黄岳)ラウンドを予定していたが到着の遅れや天候不順で阿弥陀北西稜のみ行うことができた。
1,2回生のみの合宿で危なっかしい部分も多かったが改善点が明確になり、今後の糧となるだろう。
最後となりましたが支援に来てくださった清水監督、野口コーチありがとうございました。
文:坂本
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