H29年 3/24~31
山域:北アルプス
参加者:二回生 佐々木優太(リーダー)、坂本(サブ・気象)
1回生 後藤(記録)、西(食料)
※()内は役職
行程
3/24(金) 京都駅離洛(夜光バス)
3/25(土) 松本駅~有明駅~宮城ゲート~中房温泉~尾根上1700m地点(テント泊)
3/26(日) 尾根上1700m地点~燕山荘(冬季小屋)
3/27(月) 燕山荘~大天荘(冬季小屋)
3/28(火) 大天荘~常念小屋(テント泊)
3/29(水) 常念小屋~蝶ヶ岳ヒュッテ(冬季小屋)
3/30(木) 蝶ヶ岳ヒュッテ~上高地バスターミナル(テント泊)
3/31(金) 上高地バスターミナル~中ノ湯(バス)~松本~帰洛
3/28火曜日 晴れ後雪
山域:北アルプス
参加者:二回生 佐々木優太(リーダー)、坂本(サブ・気象)
1回生 後藤(記録)、西(食料)
※()内は役職
行程
3/24(金) 京都駅離洛(夜光バス)
3/25(土) 松本駅~有明駅~宮城ゲート~中房温泉~尾根上1700m地点(テント泊)
3/26(日) 尾根上1700m地点~燕山荘(冬季小屋)
3/27(月) 燕山荘~大天荘(冬季小屋)
3/28(火) 大天荘~常念小屋(テント泊)
3/29(水) 常念小屋~蝶ヶ岳ヒュッテ(冬季小屋)
3/30(木) 蝶ヶ岳ヒュッテ~上高地バスターミナル(テント泊)
3/31(金) 上高地バスターミナル~中ノ湯(バス)~松本~帰洛
3/24金曜日
21:00 京都駅集合
23:10 京都駅発(バス)
2月合宿と同じ京都駅G3バス停より出発
2月合宿と同じ京都駅G3バス停より出発
3/25土曜日 晴れ
6:20 松本駅着
7:15 松本駅発(電車)
7:50 有明駅着
8:00 有明駅発(タクシー)
8:15 冬期封鎖ゲート着
12:05 中房温泉登山口着
12:40 中房温泉登山口発
12:50 スパッツ、ピッケル、ビーコン装着
14:55 1,700m付近尾根樹林帯にテント設営
16:00 天気図(坂本・後藤)
17:00 夕食
20:00 就寝
松本で牛丼を食す。美味しい。
電車で松本~有明に、タクシーで有明~宮城ゲートに移動
宮城ゲートから中房温泉は13kmにおよぶ舗装道路である。ただただ辛かった。今合宿の核心のひとつであった。
中房温泉にて大佐
中房からの登山口を出発してすぐに深さ1mほどの雪が出てきた。この最初で道が不明瞭かつ雪が腐ってて、100m標高を上げるのに1時間もかかってしまった。
この日は14時に行動を停止し、1700m付近の樹林帯でテント泊をした。
晩ご飯は西が担当でカレーであった。しかし、ルーが甘口で美味しくない…
西よ、中辛以上で頼む。甘いカレーは食が進まないんや
電車で松本~有明に、タクシーで有明~宮城ゲートに移動
宮城ゲートから中房温泉は13kmにおよぶ舗装道路である。ただただ辛かった。今合宿の核心のひとつであった。
中房温泉にて大佐
中房からの登山口を出発してすぐに深さ1mほどの雪が出てきた。この最初で道が不明瞭かつ雪が腐ってて、100m標高を上げるのに1時間もかかってしまった。
この日は14時に行動を停止し、1700m付近の樹林帯でテント泊をした。
晩ご飯は西が担当でカレーであった。しかし、ルーが甘口で美味しくない…
西よ、中辛以上で頼む。甘いカレーは食が進まないんや
3/26日曜日 雪
3:45 起床
5:40 出発(ワカン装備)
11:30 合戦小屋
14:30 燕山荘着
15:00 燕山荘内へ
16:00 天気図(西・後藤)
17:00 夕食
19:30 就寝
朝、ワカンを履いて出発。過去の報告書で合戦尾根は名前の厳つさ通りに辛いとあったが本当に辛かった。別に景色が見える訳でもなくただただ登る。
合戦小屋 当然、スイカはない。
合戦尾根上部 ガス
燕山荘が見えると皆テンションが上がった。やはり、目的地や景色が見えた方が元気がでる。
翌日朝一で最低限の荷物で燕岳にアタックしたかったので時間短縮のため冬季小屋を利用した。
朝、ワカンを履いて出発。過去の報告書で合戦尾根は名前の厳つさ通りに辛いとあったが本当に辛かった。別に景色が見える訳でもなくただただ登る。
合戦小屋 当然、スイカはない。
合戦尾根上部 ガス
燕山荘が見えると皆テンションが上がった。やはり、目的地や景色が見えた方が元気がでる。
翌日朝一で最低限の荷物で燕岳にアタックしたかったので時間短縮のため冬季小屋を利用した。
3/27月曜日 朝:吹雪&ガス、昼以降:晴れ
4:15 起床
6:20 出発(ワカン、ハーネス装備)
7:20 燕山荘に復帰
7:20 燕山荘に復帰
8:50 蛙岩
12:30 伊右衛門吊岩
14:00 アイゼン装着
17:00 大天井岳山頂
17:40 大天荘着
19:00 夕食
朝、朝飯の準備を一回生に任せて、優太と筆者で弱層チェックをする。良い雪質だったがガスが深く、燕岳に登っても景色は何も見えないだろうと判断し、燕には行かず大天井岳へ行く。
しかし、筆者の思い込みでルートを間違え、燕岳に戻るまで1時間のロスをしてしまった。概念の覚え込みが甘かった。
思いのほか雪が深く、膝ラッセルが続く。蛙岩では岩の間を通過してみる。狭い。
蛙岩にて
雪が深くルートがよく分からないので雪庇を避けながら稜線を進む。岩が多い。
ガスが晴れてきて、大天井岳、槍が見える
なんとか、大天井岳に着く。槍・穂高の景色が綺麗である。
大天井小屋へ降りる
非常に長い一日であった。
朝、朝飯の準備を一回生に任せて、優太と筆者で弱層チェックをする。良い雪質だったがガスが深く、燕岳に登っても景色は何も見えないだろうと判断し、燕には行かず大天井岳へ行く。
しかし、筆者の思い込みでルートを間違え、燕岳に戻るまで1時間のロスをしてしまった。概念の覚え込みが甘かった。
思いのほか雪が深く、膝ラッセルが続く。蛙岩では岩の間を通過してみる。狭い。
蛙岩にて
雪が深くルートがよく分からないので雪庇を避けながら稜線を進む。岩が多い。
ガスが晴れてきて、大天井岳、槍が見える
なんとか、大天井岳に着く。槍・穂高の景色が綺麗である。
大天井小屋へ降りる
非常に長い一日であった。
3/28火曜日 晴れ後雪
3:45 起床
5:40 出発
8:10 東天井岳
9:50 横通岳を巻く
11:00 常念小屋手前の下り坂にてビーコン訓練
15:00 常念小屋にてテント設営
16:00 天気図(西)
17:00 夕食
19:30 就寝
ご来光 冬の良さを感じる1枚
小屋前にて出発準備
前日にヤマテンで午後から荒れる予報だったので急ぎ気味に行く。前日と同じく稜線上で雪が薄く、岩がゴロゴロあるのでアイゼンで行く。
右手に槍穂高を左手に日の出且つ晴天と最高の景色のなか稜線歩きは筆者の語彙力では表せない程に素晴らしかった。そんな状況なので歩行速度も前日に比べて早かった。
まあ、「良いときもあれば悪いときもある」とはよく言ったものだ。
後藤のアイゼンが壊れました。アイゼンの長さを調節する留め具が壊れてアイゼンの大きさがガバガバになった。アイゼンが外れた1度目は後藤のアイゼン紐の付け方が緩いのだと思い、きつく締めろと言って直す。2度目は先程から10分もせずに訪れた。歩いていて丁度いい服装なので待たされてる方は非常に寒い。寒いのでイライラしながら後藤にきつく締めろと言う。3度目、やっとアイゼンの接続部が壊れていることが解る。針金で補修をする。2度目で異変に気づくべきであった。
前日が長かったので本日は常念小屋で終わり。
常念岳 この後、山頂付近は雲に覆われる。
常念小屋の手前の斜面で雪訓を行う。
テント内にて水作り中の1枚
ご来光 冬の良さを感じる1枚
小屋前にて出発準備
前日にヤマテンで午後から荒れる予報だったので急ぎ気味に行く。前日と同じく稜線上で雪が薄く、岩がゴロゴロあるのでアイゼンで行く。
右手に槍穂高を左手に日の出且つ晴天と最高の景色のなか稜線歩きは筆者の語彙力では表せない程に素晴らしかった。そんな状況なので歩行速度も前日に比べて早かった。
まあ、「良いときもあれば悪いときもある」とはよく言ったものだ。
後藤のアイゼンが壊れました。アイゼンの長さを調節する留め具が壊れてアイゼンの大きさがガバガバになった。アイゼンが外れた1度目は後藤のアイゼン紐の付け方が緩いのだと思い、きつく締めろと言って直す。2度目は先程から10分もせずに訪れた。歩いていて丁度いい服装なので待たされてる方は非常に寒い。寒いのでイライラしながら後藤にきつく締めろと言う。3度目、やっとアイゼンの接続部が壊れていることが解る。針金で補修をする。2度目で異変に気づくべきであった。
前日が長かったので本日は常念小屋で終わり。
常念岳 この後、山頂付近は雲に覆われる。
常念小屋の手前の斜面で雪訓を行う。
テント内にて水作り中の1枚
3/29水曜日 晴れ
3:30 起床
5:50 出発
7:55 常念岳山頂
13:10 蝶槍手前の鞍部近くにて雪洞堀訓練
14:45 出発
16:30 蝶槍
17:30 蝶ヶ崎ヒュッテ着
19:30 夕食
21:00 就寝
めちゃくちゃ逆光
太陽を背負う男たち
筆者もカメラを西に渡し撮ってもらう。 赤ばっか
天気が良く順調に常念岳に登頂。
メチャメチャ良い景色。今合宿一の絶景である。
360°
ほんとに綺麗 疲れが吹き飛ぶ
ここで西と筆者は紅茶で常念、穂高、槍に向かって石原軍団風の「乾杯っ」をする。テンションが上がっていた。
蝶槍手前のコルで雪洞掘り訓練をする。これが後の悲劇の原因となる。
1時間半後ザックを背負い出発
蝶槍へのラッセルが急登かつ太ももラッセル。死物狂いで各人ラッセルする。たまに、ツリーホールに落ちる。
蝶槍到着。景色なんてどうでもよかった。雪洞掘り且つ鬼ラッセルではレーションの補給なんて焼け石に水。佐々木以外シャリバテ気味。最早、死兵の行軍。テント場に着きテントを立てようとするものの雪がなく、張綱が張れない。予報では今晩は強風なので冬季小屋を使わしてもらう。
ご飯が本当に美味しかった。
めちゃくちゃ逆光
太陽を背負う男たち
筆者もカメラを西に渡し撮ってもらう。 赤ばっか
天気が良く順調に常念岳に登頂。
メチャメチャ良い景色。今合宿一の絶景である。
360°
ほんとに綺麗 疲れが吹き飛ぶ
ここで西と筆者は紅茶で常念、穂高、槍に向かって石原軍団風の「乾杯っ」をする。テンションが上がっていた。
蝶槍手前のコルで雪洞掘り訓練をする。これが後の悲劇の原因となる。
1時間半後ザックを背負い出発
蝶槍へのラッセルが急登かつ太ももラッセル。死物狂いで各人ラッセルする。たまに、ツリーホールに落ちる。
蝶槍到着。景色なんてどうでもよかった。雪洞掘り且つ鬼ラッセルではレーションの補給なんて焼け石に水。佐々木以外シャリバテ気味。最早、死兵の行軍。テント場に着きテントを立てようとするものの雪がなく、張綱が張れない。予報では今晩は強風なので冬季小屋を使わしてもらう。
ご飯が本当に美味しかった。
3/30木曜日 晴れ
4:50 起床
6:30 出発
8:20 長塀山山頂
9:00 緊急搬送訓練
11:00
12:45 徳沢
14:20 明神旅館
14:55 河童橋
15:15 河童橋から0.3km程進んだところにテント設営
16:40 夕食
19:00 就寝
本日は下山のみ。体が軽い。
長塀尾根の途中でツェルト搬送訓練を実施。下りなのでまだまし。
徳沢の上方200mから尻セードで下る。
気分は下界。だが、上高地までが遠い。
人がいないカッパ橋はオツであった。
恒例、余った予備食を食べまくる。
本日は下山のみ。体が軽い。
長塀尾根の途中でツェルト搬送訓練を実施。下りなのでまだまし。
徳沢の上方200mから尻セードで下る。
気分は下界。だが、上高地までが遠い。
人がいないカッパ橋はオツであった。
恒例、余った予備食を食べまくる。
3/31金曜日 曇り
3:45 起床
5:20 出発
6:15 釜トンネル
6:40 中ノ湯バス停着
9:00 中ノ湯バス停発(バス)
10:20 松本駅
11:10 温泉
14:00 松本駅にて解散
下界飯が楽しみ過ぎて、5時20分に出発。
6時40分中ノ湯バス停到着。バスの時刻は9時‼寒空の下2時間の待機は堪えた。まさかの核心。最終日の出発時間の設定は重要であると見に染みてわかった。
無事、松本駅に下山。
お風呂に入り、王将で飯を食らい、人間に戻った。
18切符で帰洛。
この合宿後、1ヵ月完筆者は布団で寝るとき喜びを味わう事になる。
乾いた布団こそ正義と悟る。
冬季にしては長い合宿であった。飯を豪華にし過ぎてザックが重いという失敗はしたが冬山を存分に楽しめた合宿であった。また、文登研の実地での伝達講習ができたので成功といって良いだろう。
途中まで表銀座であり、非常に景色が良かった。が、家に帰ると日常生活に感激する。まだまだ、心が山に傾いていないようだ。
長くなりましたがこれにてH28年度の活動は終了となりました。
H29年度もよろしくお願いします。
文:坂本
6時40分中ノ湯バス停到着。バスの時刻は9時‼寒空の下2時間の待機は堪えた。まさかの核心。最終日の出発時間の設定は重要であると見に染みてわかった。
無事、松本駅に下山。
お風呂に入り、王将で飯を食らい、人間に戻った。
18切符で帰洛。
この合宿後、1ヵ月完筆者は布団で寝るとき喜びを味わう事になる。
乾いた布団こそ正義と悟る。
冬季にしては長い合宿であった。飯を豪華にし過ぎてザックが重いという失敗はしたが冬山を存分に楽しめた合宿であった。また、文登研の実地での伝達講習ができたので成功といって良いだろう。
途中まで表銀座であり、非常に景色が良かった。が、家に帰ると日常生活に感激する。まだまだ、心が山に傾いていないようだ。
長くなりましたがこれにてH28年度の活動は終了となりました。
H29年度もよろしくお願いします。
文:坂本
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