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立命館大学山岳部ブログ
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2月に八ヶ岳に行きました。入山した理由は山岳経験は少ないし、天候が安定した危険個所も少ないところで経験を積もう、ということです。ちなみに2回八ヶ岳に行くことになりましたが、2回目の方をお伝えします。

参加者

3回生 佐々木瞭(法) 2回生 北川翔太(済) 1回生 佐々木優太(情理)

2月25日(木)京都駅~茅野駅

京都駅西口改札22時30分集合。今夜乗るのはアルピコ交通の茅野行バス。他会社と違い、乗り場が八条口ではなく京都タワー側でした。


2月26日(金) 晴のち曇 茅野駅~行者小屋

6時30ごろ茅野駅到着。10時25分のバスで美濃戸口へ。

準備をして美濃戸口は11時30分出発。

途中の南沢はスケートリンクになっていた。だいぶ滑るというので南沢大滝の分岐の手前あたりでアイゼンを着けていると、今回指導してくださるOB畦崎コーチと合流した。

14時35分に行者小屋到着しテントを張り滑落停止の練習を小屋付近の尾根でする。いわゆるセルフアレスト、ビレイをした。

練習はしたが実際は止まらないと聞くのでそもそも滑落するなということなのだろう。

16時頃に終了。

その晩の夕食は畦崎さんにご馳走になる。普段は食えないものを食ったために大変精力ついた。


2月27日(土) 快晴のち曇 行者小屋~赤岳~硫黄岳~赤岳鉱泉~行者小屋

5時50分出発。この時点で20分遅れ。時間に対する甘さが出る。


赤岳までは中岳の分岐点へ続くトラーバースと赤岳直下の岩稜で緊張しなければならない。





今日は主稜を登っている人は居ず、登山道も静かであった。



稜線に出ると西から風が強いが天気は良い。

頂上に7時10分ごろ到着。






  

赤岳頂上山荘から。

ここから赤岩ノ頭まで稜線歩き。




途中、横岳からすこし下りてからトラバースする場所でFIX工作の練習をする。




ケルンをたどって硫黄岳へ。10時ごろ到着。

あとは下るのみ。



赤岩ノ頭からの下りは雪崩を心配して、時間差をつけておりる。

赤岳鉱泉までの下りは以外と長い。

鉱泉は11時手前に到着。この日はアイスクライミングの大会が行われる日でにぎやかだった。

ということで我々も大会を見物した。

アイゼンとバイルが気持ちよく刺さっていくのは見ていて楽しい。

ルールも多少知り、良い機会になった。




28日(日) 快晴 行者小屋~中岳~阿弥陀岳~往路下山

6時05分発。今日も快晴。

たった2回の合宿の経験からあてにすると、午前中は天候が安定するようである。

昨日と同じ道を分岐点まで進み、いったんおりる。



中岳を過ぎるとリッジ状のところを進む。リッジはわずかな距離ではあるけれども、雪はふかふかで足がとられやすく、両側の特に南側は障害物が何もない急な斜面が続いており、大変緊張する。

また雪庇が北側にできていた。

中岳沢の下降点に到着する。そこから阿弥陀岳を見上げると、予想以上に急登である。実際、途中からロープで確保しつつ登った。




確保される優太


雪はフカフカなのでアイゼンを勢いよくけりこむ。


頂上までもう少しというところの北稜の合流地点からビレーしている人が見えた。

阿弥陀岳は8時30分ごろ到着。



15分ほど休憩し出発。

下りの途中で懸垂下降をした。

  



素直に来た道を帰る。行者小屋には11時到着。テントをしまい12時に行者小屋出発。

帰りはアイゼンなしでおりる。先週よりはだいぶましでしたがこけている人がいた。これもよい練習だ。


美濃戸山荘からは、畦崎コーチから文明の恩恵を受けそのまま原村にある温泉に連れてってくださいました。

温泉につかり、休憩所で合宿の反省と今後の方針を話し合う。

自分は時間の意識を持つこと、体力をつける、ロープワーク等技術的なことは安全かつ迅速にするなどを述べた。

反省会のあと、引き続き畦崎さんに送って頂き茅野駅で別れました。

自分たちも帰ることにする。優太は即日関西へ。

残った自分と瞭さんは、白米をたくさん食べることで一致し、茅野の街を1時間半さまよい、無事飯にありつき、夜行バスで翌日帰洛して、合宿は終了した。

                                     文 北川
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4月4日はBKCで
4月5日は衣笠で修学館の前、志学館の向かいにブースを出展予定です。ぜひ立ち寄ってください。

ブースでも説明しますがここでも山岳部について説明します。
現在、山岳部は3回生が3人、2回生が4人(男6人、女1人)で活動しています。

⊡週一で放課後にミーティングを行います。場所は衣笠キャンパス学生会館408とBKCの教室を週替わりで行います。(1時間~1時間半程)
⊡週末に週一で関西近郊の山〈比良山、伊吹山、六甲山、金比羅山(京都)など〉に登りに行くか
屋内施設(なんばグラビティ、江坂クラックス、京都クラックスなど)でボルダリング、クライミングをします。
⊡週一以上で筋トレを各キャンパスのジムで行います。

初心者でも現役部員、経験豊富なOBの指導のもとで安全に山に登ることができます。
また、「道具をそろえるにお金がかかるのでは??」と思うかもしれません。
山に登るには初期投資でだいたい10万円弱が必要です。
正直、高いですが安全の為に仕方がないところです。
しかし、当山岳部はバイトをしても活動が可能であり、現に部員全員がバイトをしています。(このせいで留年の恐れがある部員は現在いません)なので、お金のことは案外心配ありません。
また、共同装備といい部で貸し出せる装備もあります。


以上、長くなりましたが登山は楽しく、大学生活中に行うに値する活動なのでぜひ一緒に山に行きましょう。

ブースに来られない方はミーティングの見学や山岳部のメールアドレスrits.sangaku@gmail.comで質問等に答えるので一度メールをしてください。

新歓体験登山については現在企画中で決まり次第このブログでお知らせします。

                                 文 坂本

3月合宿にむけ、冬山の生活技術と歩行技術を身に着けることを主なテーマに鳳凰三山で合宿を行った。


参加者 3回生 佐々木り 中島 太田 2回生 北川 早川 1回生 坂本 佐々木ゆ 吉田

12月26日(土) 快晴 甲府駅~夜叉神の森~夜叉神峠~南御室小屋

年の瀬が迫る12月25日、京都駅21時に集合する。が案の定遅れる人間が半分いた。

23時03分発の甲府行夜行バスにのる。このバスは3列シートでコンセント付き、通路側のカーテンを閉めると簡易個室になる快適バスだった。おかげでよく眠れた。


7時前に甲府駅に到着。

予約していたジャンボタクシーで夜叉神の森まで送っていただく。


着いてから各々準備をする。






9時35分出発。まずは夜叉神峠を目指す。

それにしても天気が良い。日本海上に低気圧があり、日本海側は大荒れの予報で南アルプスももしかしたらと思っていたけど快晴である。

それに暖かい。歩いているとインナー1枚でちょうど良い感じである。


   

落ち葉が重なる森を上って夜叉神峠に10時35分に到着。

風が轟音を伴い白根三山の方からやってくる。が思ったほど強くは感じられない。雲も一緒に流れてくるがこちらの尾根に到達する前に消えてしまう。


流石にインナー1枚では寒かった。ウエアを着こむ。


衣服の調整をして45分出発。雪のない尾根をえんえんと上っていく。

雪は杖立峠あたりから現れた。さらさらな雪が10センチほど積もっていた。

 




火事場跡13:8着20発



苺平14:30着42発

 

静かな森

 




南御室小屋15時20分到着。早速テントを張る。

この日は20時に就寝。

 




27日(日) 快晴 南御室小屋~鳳凰小屋

翌朝は4時起床。前夜のミーティングで2時間で朝食を作って食べてテント撤収、1時間ビーコン練習して7時出発と決めていたが、仕事分担が明確でなかったために各々やりたいことをして全体の作業が進まない。

4テンで寝ていた吉田、中島、早川は寝坊、、、


ビーコン練習ができず7時45分出発。

小屋の隣から続く登山道を上る。先行者が何人もいるからか道がはっきりしている。

さらさらな雪が15センチほど積もっている。アイゼンで踏み固めることができず、ずぼずぼ沈む。体力を消耗する。

砂払まで緩やかな上りと急な上りがえんえんと続く。じわじわとしんどくなってくる。

メンバーの中では早川くんが一番しんどそうで、彼のペースにあわせ進む。





稜線には9時ごろ出る。風が大変強い。

ただ太陽がでていて視界も十分ある。

稜線を進む。

雪は樹木が茂っているところや東に巻いているところなどにある。






観音岳10:46着11:10発



北岳


 

賽の河原12:57着





甲斐駒ヶ岳


賽の河原でしばらく休憩。オベリスクがきれいに見える。

15分出発。賽の河原からの道は地形図を見ると東面で急な下りになっているので雪崩の心配をしていたが、実際は5センチほどの雪が地面にへばりついているような状態だった。ただ開けているので視界が悪いと迷いそうである。

鳳凰小屋には14時10分に到着。

早速テントを立てる。

すでに地ならしされている場所があるのになぜかに新たに地面を整えようとみんなせっせと足を動かしている。みんな元気である。

テントを立てたあと近くのちょっとした谷でビーコン練習をした。


この日は20時半ごろ就寝


28日(月) 快晴 鳳凰小屋~御在石温泉~日野春駅~帰洛

前日の反省から前夜のミーティングで役割を決めておいた。その分早く撤収できるはずが朝食のぱすた作りに時間を取られた。時間のかからない調理の工夫が必要だ。

6時45分出発。しばらく歩くと、





御来光が




茜色に染まる部員


下りはずんずん進む。時折地形図をみては現在地を確認。


 

八ヶ岳



ひたすら下りて御座石温泉には10時40分着。
温泉の前でごろごろしていると中からおばあさんが出てきた。駅まで送っていただけるとか。

温泉代バス代合わせて2300円ほど払って風呂場に行く。

昔風の雰囲気な静かでよい温泉でした。

日野春駅まで送って頂き電車で小淵沢まで移動する。ここで反省会をした。1番の反省点はアイゼン歩行。環境に合わせて歩行の仕方を変えていくのが目標だったが、雪も少ないし危険個所もあまりないので意識せずに歩けてしまった。また天気がよく精神的、体力的にも楽に行動できてしまった。



おのおの反省を述べ反省会を終えた。

反省会を終えて解散。

結局は帰る方向が同じなのでみんなで18きっぷで関西に戻ってきた。


 

                                       文 北川

 12月19日(土) 関西学院上ヶ原キャンパス 10時~14時30分
主催 関西学院大学ワンダーフォーゲル
   日本雪崩ネットワーク協会(出川さん、ひろたさん)
参加 関学ワンゲル、関学山岳、同志社ワンゲル、京大山岳、龍谷大山岳、立命館ワンゲル、     立命館山岳(1回生 坂本)

10:00~    関学から本会の主旨についての案内
10:10~10:20 雪崩ネットワークの団体説明
10:20~10:40 各大学自己紹介(部員数、過去の主な冬山活動、今シーズンの冬山計画、                               本会で何を得て帰りたいか)
10:40~11:10 各大学の雪崩対策の実情(ビーコン等の装備、雪崩教育)
11:10~12:10 雪崩ネットによる雪崩の基礎講座
12:10~12:40 昼食
12:40~13:10 各大学のヒヤリハットの報告
13:10~14:00 雪崩ネットによる事故事例
14:00~14:30 今後の対策
14:30     閉会

佐々木大造さん経由で誘って頂いた「雪崩リスクを考える学生の会」に行ってきた。
残念ながらその日は立命館の統一補講日と被ってしまい参加出来たのは部で僕だけであった。

当日、これ以上ない程の不安を抱きながら会場に行く。
予想通り、一人で来ているのは僕だけであった。焦る。焦る。しかたがない。頑張るしかない。
ということで近くに座っていた立命館ワンゲル(3人;2回生1人、1回生2人)に話しかけに行く
→仲良くなる→お昼ご飯(KFC)をおごってもらう。おいしかったです、松岡さん!!
立命館のワンゲルと山岳部の交流がしっかり出来たらいいなぁとお互い思った。

このようなうれしい事があり、不安がふっきれた。
僕の周りに座っていた京大山岳部と一緒に賢そうな顔をしながら他大学や出川さんの雪崩に関する講義を聴く(気持ちは京大生)。

講義で一番印象に残ったのは出川さんの「雪崩の知識を大量に詰め込むのではなく、削って削って重要な事を覚えなさい」という言葉であった。詰め込めば詰め込むほど良いものだと思っていた僕の考えがひっくり返されたからだ。

ここでは書ききれないがとても有意義な時間であった。講義の詳細については後日、整理したものを部で共有したい。

終わりに集合写真を撮り、各大学と連絡先を交換し解散した。

行きしなは一人であったが帰りは京大山岳部と一緒に帰った(もう僕は京大生である)。

最後になりましたがこの集まりを知らせていただいた佐々木さん、主催の関学ワンゲルの皆さん、雪崩ネットワークの出川さん、ひろたさんありがとうございました。
                                                                                                               文 坂本

11月22日 御在所

参加者 2回生 北川 ob 野口さん


野口さんからお誘いを受けぜひお願いします、という流れで御在所に行ってきた。

当日、車をひたすら走らせトンネル前の駐車場に着いたのは4時。

ほどなくして野口さん到着。準備をして5時出発。


真っ暗な裏道を上り前尾根取りつきを目指す。誰もいないなあと思っていると中尾根あたりに白い光を見つける。まじか。

前尾根の上りはじめは6時。つるべ方式で最初野口さんがリードして、次に自分が上る。4.5歩足をあげたところでいきなり滑る。次に左に向きが変わるところで苦戦する。右に回り込んで上ろうとしたが難しい。野口さんに正面から上るとよいよといわれたけれど後の祭り。身体窮まったので、危険だけどぴとんを掴んで力づくで上った。

コンテで進み、P6は自分がリードする。レクチャーを受け初めてカムを使ってみる。本当にはずれないのか不安になって奥深くまで差し込んだら注意を受けた。抜けなくなるらしい。





練習のため、たくさんカムを使って支点を作る練習した。

他の登攀ギアの特性も教えて頂いた。


  


 


順調に進み最後のP2は野口さんがリード。岩の割れ目が続いているので足と手を挟んで上る。濡れていて滑る。上部に岩が自分に迫ってくるところがあって、そこで立ち上がれず苦戦したが左に回り込みなんとか上りきる。

11時ごろ到着。思わず安堵する。


国見峠まで行き各自のギアを確認をする。しばらく休憩して国見尾根を下る。

途中なぜか2人とも走る。

 


視界がよくなると、野口さんからあれが中尾根バットレスでその隣が、、、といろいろと教えて頂いた。


 


12時30分に駐車場に走って戻ってきた。その体力を見かねた野口さんからアドベンチャーレースにでないかと誘われる。今日はたまたまです、本当に。前尾根を上るということで、アドレナリンが出ていたのだと思う。


駐車場についてから、今後の部の活動についてアドバイスを頂いた。

野口さんは直ぐ関東に戻るそう。半日、有難うございました。教わったこと部で共有します。

                                       文 北川
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