参加者:清水・野口
記録:野口
3月28日から31日まで、中央アルプスに行ってきました。
28日
夕方離洛し、9時過ぎに上松の駅に着く。そこからタクシーで木曽駒に上る登山道の上松Aコースの登山口に向かう。ゲートに着き、運転手からも100mほど歩けば小屋があるよ。と言われ、歩くが小屋などは無い。地図を見ても良く分からず、林道をひたすら進むと、小屋を発見。そこは敬神の滝小屋で、地図上では30分歩いたことになっていた。なんだか儲けた気分である。小屋の脇にテントを張り、一夜を明かす。
29日 晴れ
4:45敬神の滝小屋~5:30三合目~5:45四合目~7:30胸突き八丁~8:25六合目~10:15七合目~14:00八合目付近幕営
まだ暗いうちに出発。初めのうちは雪も無く、できるだけ早く先に進んでいく。四合目を越えた辺りから雪が目立ち始め、胸突き八丁を越えると足首より上からひざ下までのラッセルとなった。そこからはペースも上がらす、清水もバテバテとなってしまい、14時に八合目付近で幕営となった。
30日 晴れのち吹雪
5:15八合目付近~7:00木曽前岳~7:40木曽駒ヶ岳~8:50宝剣岳~9:30極楽平~14:00檜尾岳TS
朝のうちは晴れだが、お昼過ぎから天気が崩れると言う予報なので、とりあえず、行ける所まで行き、その時点で判断しようということで、出発した。八合目付近から、樹林帯は無くなり、雪も締まっており、昨日の登りがうそのように、快適に登れる。なかなか早いピッチで、木曽駒まで上がり、宝剣山荘まで下り、宝剣に登るハーネスやらの準備をする。登りはそれほど難なく登り頂上に立つ。さすがに頂上では風が強かったが、いい気分である。頂上に3分ほどいた後、下降する。鎖場などがあり、結構危険な場所ではあったが、ロープを出すほどでもなく、スムーズに極楽平までたどり着けた。天候は雲が出始めていたが、時間はまだまだあったので、檜尾岳まで行くことにする。しかし、そこからの登りがきつかった。濁沢大峰までは休むことなく行ったが、そこを越えてから、ふぶき始め、視界も利かなくなりつつ、雪が深い。満身創痍で、檜尾の頂上に立つものの、頂上からすぐの小屋まで行くことができず、頂上で幕営。
31日 吹雪のち晴れ
TS~10:00檜尾避難小屋~12:15シャクナゲのピーク~21:00登山口
5時には出発できるように準備してきたが、視界がきかず、テントに入ったり、出たりを繰り返す。9時前に頂上からお互いにロープを付け、かすかに見える小屋をめがけて、空身で進んでゆく。しかし、その間に、テントのポールが風で折れてしまった。小屋まで行くことに成功し、その後、再びテントに戻り、荷物をまとめ小屋に向かう。この頃になると、いくらか視界が開けてきたが、まだまだ全然見えないと言ってもいいだろう。小屋でワカンを履き、檜尾尾根を下山する。新雪が膝下まで積もっており、ラッセルに苦労する。かなりの時間をかけ、シャクナゲのピークに立つ。しかし、地図上では単純な尾根に見えるが、実際は、小さな尾根がいくつも派生しており、大変迷った。そんな中、間違った箇所を下降中に、野口がワカンを木に引っ掛け転び、数十メートル滑落してしまった。幸いにも擦り傷だけですみ、大事には至らなかったが、気をつけなければ。改めて、気を引き締めなおした。赤沢ノ頭を過ぎてもなお尾根を見分けることが難しい。日没を向かえ、その後は背丈もある笹の中に突っ込んで行き、ただただ町の明かりめがけて進んでいった。何とか、登山道か、作業用の道にたどり着くことができ、21時過ぎに登山口に着くことができた。大変長い一日であった。
※今回はデジカメをなくしてしまったため、写真はありません。
出発の2人。 by畦崎
記録:野口
3月28日から31日まで、中央アルプスに行ってきました。
28日
夕方離洛し、9時過ぎに上松の駅に着く。そこからタクシーで木曽駒に上る登山道の上松Aコースの登山口に向かう。ゲートに着き、運転手からも100mほど歩けば小屋があるよ。と言われ、歩くが小屋などは無い。地図を見ても良く分からず、林道をひたすら進むと、小屋を発見。そこは敬神の滝小屋で、地図上では30分歩いたことになっていた。なんだか儲けた気分である。小屋の脇にテントを張り、一夜を明かす。
29日 晴れ
4:45敬神の滝小屋~5:30三合目~5:45四合目~7:30胸突き八丁~8:25六合目~10:15七合目~14:00八合目付近幕営
まだ暗いうちに出発。初めのうちは雪も無く、できるだけ早く先に進んでいく。四合目を越えた辺りから雪が目立ち始め、胸突き八丁を越えると足首より上からひざ下までのラッセルとなった。そこからはペースも上がらす、清水もバテバテとなってしまい、14時に八合目付近で幕営となった。
30日 晴れのち吹雪
5:15八合目付近~7:00木曽前岳~7:40木曽駒ヶ岳~8:50宝剣岳~9:30極楽平~14:00檜尾岳TS
朝のうちは晴れだが、お昼過ぎから天気が崩れると言う予報なので、とりあえず、行ける所まで行き、その時点で判断しようということで、出発した。八合目付近から、樹林帯は無くなり、雪も締まっており、昨日の登りがうそのように、快適に登れる。なかなか早いピッチで、木曽駒まで上がり、宝剣山荘まで下り、宝剣に登るハーネスやらの準備をする。登りはそれほど難なく登り頂上に立つ。さすがに頂上では風が強かったが、いい気分である。頂上に3分ほどいた後、下降する。鎖場などがあり、結構危険な場所ではあったが、ロープを出すほどでもなく、スムーズに極楽平までたどり着けた。天候は雲が出始めていたが、時間はまだまだあったので、檜尾岳まで行くことにする。しかし、そこからの登りがきつかった。濁沢大峰までは休むことなく行ったが、そこを越えてから、ふぶき始め、視界も利かなくなりつつ、雪が深い。満身創痍で、檜尾の頂上に立つものの、頂上からすぐの小屋まで行くことができず、頂上で幕営。
31日 吹雪のち晴れ
TS~10:00檜尾避難小屋~12:15シャクナゲのピーク~21:00登山口
5時には出発できるように準備してきたが、視界がきかず、テントに入ったり、出たりを繰り返す。9時前に頂上からお互いにロープを付け、かすかに見える小屋をめがけて、空身で進んでゆく。しかし、その間に、テントのポールが風で折れてしまった。小屋まで行くことに成功し、その後、再びテントに戻り、荷物をまとめ小屋に向かう。この頃になると、いくらか視界が開けてきたが、まだまだ全然見えないと言ってもいいだろう。小屋でワカンを履き、檜尾尾根を下山する。新雪が膝下まで積もっており、ラッセルに苦労する。かなりの時間をかけ、シャクナゲのピークに立つ。しかし、地図上では単純な尾根に見えるが、実際は、小さな尾根がいくつも派生しており、大変迷った。そんな中、間違った箇所を下降中に、野口がワカンを木に引っ掛け転び、数十メートル滑落してしまった。幸いにも擦り傷だけですみ、大事には至らなかったが、気をつけなければ。改めて、気を引き締めなおした。赤沢ノ頭を過ぎてもなお尾根を見分けることが難しい。日没を向かえ、その後は背丈もある笹の中に突っ込んで行き、ただただ町の明かりめがけて進んでいった。何とか、登山道か、作業用の道にたどり着くことができ、21時過ぎに登山口に着くことができた。大変長い一日であった。
※今回はデジカメをなくしてしまったため、写真はありません。
出発の2人。 by畦崎
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期間:2月10日~14日
参加者:野口・大倉さん(OB)・秋葉コーチ・橋本さん(秋葉友人)
記録:野口
10日から14日までOBの大倉さん、秋葉さん方と八ヶ岳に行ってまいりました。
10日 晴れ
名古屋からの特急で大倉さんと1年ぶりの再会をする。茅野に13時前に着き、美濃戸口行きのバスを1時間近く待つ。15時ごろ美濃戸口に着き、赤岳鉱泉を目指す。前日に京都でも大雪が降ったため、八ヶ岳もかなりの積雪が予想されたが、大同心、小同心共に真っ黒で、雪はそれほど無かった。18時半近くにヘロヘロになりながら鉱泉に着き幕営した。
11日 晴れ
この日に秋葉さんと橋本さんが入山してくるため、先にジョウゴ沢に行きアイスクライミングをしている。朝から良く晴れており、気温も高く、絶好のアイス日和である。F1はフリーで抜け、F2は野口リードで登る。そこからさらに沢を詰め、ナイアガラまで行く。そこで各々リードトップロープを1回ずつ行い、他のパーティーもいたため、場所を変更する。乙女の滝まで下り、登っている人たちを眺めていたが、自分たちにはリードできそうもなかったため、大滝に行く。しかし途中でトレースもなくなり、そこから見える滝も細く、雪でだいぶ埋まっているため、日なたで秋葉さんたちを待つ。しかし一向にくる気配がないため、再び乙女の滝へ。乙女の滝に行く途中で秋葉さん、橋本さん、ビニューさんと合流することができた。早速、乙女の滝を1人平爪アイゼンの大倉さんが何回もテンションを掛け、トップロープを張る。その隣にも設置し、各自2回ほど登り、アイスを楽しんだ。その後鉱泉に戻り、ビーコン操作の練習をした。やはりこの練習は何度やっても良い勉強になる。しっかりと教えてもらい、夜は野口が運んできたビールで乾杯。雑談を楽しんだ。
12日 雪
昨日とは天気が一転し、雪である。大同心、小同心も白く変化している。秋葉さん、橋本さんはこの日に下山のため、テント撤収後、南沢大滝に向かう。鉱泉から南沢大滝までは結構の距離があるため、帰りがキツそうである。南沢を半分ほど下り、取り付きに着くと、小滝には人がいたため、大滝に向かう。大滝は上部が垂直で面白そうである。秋葉さんリードでトップロープを設置してもらい、各自1回ずつ登り、小滝に移動する。ここで、それぞれが、リードとトップロープを行い、時刻は既に14時を過ぎていたため、秋葉さん、橋本さんは下山をし、我々は、鉱泉に戻った。
13日 晴れ、風強し
どうやら今年一番の寒波が来ているようだ。中山尾根に登るかどうか考えているうちに、中山乗越に着いてしまった。そこから伸びているトレースに足を踏み入れ、登ってゆく。トレースはあるものの、雪は足首から膝下まであり、交代しながら登ってゆく。8時50分に樹林帯の最後でハーネスを履き、登攀の仕度をした。そこからスタカットで下部岩壁の取り付まで行き野口がリードで登ってゆく。本来下部岩壁は、稜線から3mほど降りた地点から取り付くが、正面にペツルのハンガーボルトがしっかりと打ってあったため、そかから登った。しかし、3級+のはずであるが、軽く4級+はあった。それでも何とか登り、大倉さんがフォローで登るものの、2回ほどテンションをかけてしまった。そこからスタカットで3ピッチ進み、上部岩壁に取り付く。ここも野口リードでラストが難しかったものの何とかクリアー。大倉さんもそれに続いた。やはり、ラインは正しく取らなくては。そこから2ピッチ進み、バンドをトラバースし、稜線に出る。12時20分であった。それにしても寒い。稜線上は風が強く、体感温度はマイナス25度は超えていたのではないだろうか。地蔵尾根を下るも樹林帯まで、ルートがしっかりとせず、安心できなかった。赤岳鉱泉に着きビールで乾杯した。
14日 曇り
本来であれば小同心クラックを登るはずであったが、天気が優れないため、下山した。美濃戸口で温泉に入り、ビールで乾杯し、今回の山行を終了した。
今回はアイスクライミングも充実し、中山尾根をリードすることができ、自分自身にとってプラスになることが多く、本当に良かった。この山行を計画してくださった大倉さん、去年に引き続き、同行してくださった秋葉さん、橋本さん本当ありがとうございました。またご一緒しましょう。
10日 入山時の大倉さん 11日 後ろは阿弥陀岳
乙女の滝を登る秋葉さん ビレーをする橋本さん
大同心・小同心です 12日 南沢大滝に向かう大倉さん
南沢大滝を登る野口 同じく秋葉さん
右から秋葉さん、大倉さん、野口です
13日 白くなった大同心・小同心
中山尾根を登り終えた大倉さん 行者小屋にて
同じく野口です
参加者:野口・大倉さん(OB)・秋葉コーチ・橋本さん(秋葉友人)
記録:野口
10日から14日までOBの大倉さん、秋葉さん方と八ヶ岳に行ってまいりました。
10日 晴れ
名古屋からの特急で大倉さんと1年ぶりの再会をする。茅野に13時前に着き、美濃戸口行きのバスを1時間近く待つ。15時ごろ美濃戸口に着き、赤岳鉱泉を目指す。前日に京都でも大雪が降ったため、八ヶ岳もかなりの積雪が予想されたが、大同心、小同心共に真っ黒で、雪はそれほど無かった。18時半近くにヘロヘロになりながら鉱泉に着き幕営した。
11日 晴れ
この日に秋葉さんと橋本さんが入山してくるため、先にジョウゴ沢に行きアイスクライミングをしている。朝から良く晴れており、気温も高く、絶好のアイス日和である。F1はフリーで抜け、F2は野口リードで登る。そこからさらに沢を詰め、ナイアガラまで行く。そこで各々リードトップロープを1回ずつ行い、他のパーティーもいたため、場所を変更する。乙女の滝まで下り、登っている人たちを眺めていたが、自分たちにはリードできそうもなかったため、大滝に行く。しかし途中でトレースもなくなり、そこから見える滝も細く、雪でだいぶ埋まっているため、日なたで秋葉さんたちを待つ。しかし一向にくる気配がないため、再び乙女の滝へ。乙女の滝に行く途中で秋葉さん、橋本さん、ビニューさんと合流することができた。早速、乙女の滝を1人平爪アイゼンの大倉さんが何回もテンションを掛け、トップロープを張る。その隣にも設置し、各自2回ほど登り、アイスを楽しんだ。その後鉱泉に戻り、ビーコン操作の練習をした。やはりこの練習は何度やっても良い勉強になる。しっかりと教えてもらい、夜は野口が運んできたビールで乾杯。雑談を楽しんだ。
12日 雪
昨日とは天気が一転し、雪である。大同心、小同心も白く変化している。秋葉さん、橋本さんはこの日に下山のため、テント撤収後、南沢大滝に向かう。鉱泉から南沢大滝までは結構の距離があるため、帰りがキツそうである。南沢を半分ほど下り、取り付きに着くと、小滝には人がいたため、大滝に向かう。大滝は上部が垂直で面白そうである。秋葉さんリードでトップロープを設置してもらい、各自1回ずつ登り、小滝に移動する。ここで、それぞれが、リードとトップロープを行い、時刻は既に14時を過ぎていたため、秋葉さん、橋本さんは下山をし、我々は、鉱泉に戻った。
13日 晴れ、風強し
どうやら今年一番の寒波が来ているようだ。中山尾根に登るかどうか考えているうちに、中山乗越に着いてしまった。そこから伸びているトレースに足を踏み入れ、登ってゆく。トレースはあるものの、雪は足首から膝下まであり、交代しながら登ってゆく。8時50分に樹林帯の最後でハーネスを履き、登攀の仕度をした。そこからスタカットで下部岩壁の取り付まで行き野口がリードで登ってゆく。本来下部岩壁は、稜線から3mほど降りた地点から取り付くが、正面にペツルのハンガーボルトがしっかりと打ってあったため、そかから登った。しかし、3級+のはずであるが、軽く4級+はあった。それでも何とか登り、大倉さんがフォローで登るものの、2回ほどテンションをかけてしまった。そこからスタカットで3ピッチ進み、上部岩壁に取り付く。ここも野口リードでラストが難しかったものの何とかクリアー。大倉さんもそれに続いた。やはり、ラインは正しく取らなくては。そこから2ピッチ進み、バンドをトラバースし、稜線に出る。12時20分であった。それにしても寒い。稜線上は風が強く、体感温度はマイナス25度は超えていたのではないだろうか。地蔵尾根を下るも樹林帯まで、ルートがしっかりとせず、安心できなかった。赤岳鉱泉に着きビールで乾杯した。
14日 曇り
本来であれば小同心クラックを登るはずであったが、天気が優れないため、下山した。美濃戸口で温泉に入り、ビールで乾杯し、今回の山行を終了した。
今回はアイスクライミングも充実し、中山尾根をリードすることができ、自分自身にとってプラスになることが多く、本当に良かった。この山行を計画してくださった大倉さん、去年に引き続き、同行してくださった秋葉さん、橋本さん本当ありがとうございました。またご一緒しましょう。
10日 入山時の大倉さん 11日 後ろは阿弥陀岳
乙女の滝を登る秋葉さん ビレーをする橋本さん
大同心・小同心です 12日 南沢大滝に向かう大倉さん
南沢大滝を登る野口 同じく秋葉さん
右から秋葉さん、大倉さん、野口です
13日 白くなった大同心・小同心
中山尾根を登り終えた大倉さん 行者小屋にて
同じく野口です
参加者:野口、伊藤
記録:野口
久々に不動に行く。平日で貸しきり状態であると思いきや、やはり何組かのクライマーは来ているものだ。
午前中は野口のアイトレと伊藤のロープワークの確認といった意味で東稜を2ピッチマルチで登る。始めからなかなか難しいところを攻めていったため、アイゼンでリードの野口は冷やりとした場面もあった。伊藤はというと…… ロープワークをすっかり忘れているではないか。1ピッチのフリーばかりやっていたせいかロープワークがおろそかになってしまっていたみたいだ。反省しなければ。途中懸垂下降でロープが引っ掛かってしまうといったトラブルもあったが、東稜を何本か登り午前中を終了した。しかし、いつ来てもウリウリ(5.11d)を登っている人はいるものである……
午後は正面壁(正確にはミュージックフェイス)に移り、フリーを行う。始めに伊藤がジュピター(5.7)を登る。外では久しぶりだったせいか、苦労していた。テンションをかけてしまったが何とか上まで切り抜ける。その次に野口がパフ(5.9)を難なく登る。同じものを次に伊藤が登る。下から見ていた感じでは先ほどのジュピターより簡単そうと言っていたが、やはりつまずいた。いつもよりも傾斜が立っているため、慣れていないのかもしれない。それでも1回テンションかけただけで登ることができた。その後野口が隣のイエスタデイ(5.10b)を登った。以外にもあっさりオンサイトしてしまった。終了点で伊藤のためにトップロープをかけようとした時雨が降ってきた。一度下降りて様子を見たが、止む気配が無いので本日はここまでとなった。
帰りに大阪で登山屋巡りをして京都に戻った。
記録:野口
久々に不動に行く。平日で貸しきり状態であると思いきや、やはり何組かのクライマーは来ているものだ。
午前中は野口のアイトレと伊藤のロープワークの確認といった意味で東稜を2ピッチマルチで登る。始めからなかなか難しいところを攻めていったため、アイゼンでリードの野口は冷やりとした場面もあった。伊藤はというと…… ロープワークをすっかり忘れているではないか。1ピッチのフリーばかりやっていたせいかロープワークがおろそかになってしまっていたみたいだ。反省しなければ。途中懸垂下降でロープが引っ掛かってしまうといったトラブルもあったが、東稜を何本か登り午前中を終了した。しかし、いつ来てもウリウリ(5.11d)を登っている人はいるものである……
午後は正面壁(正確にはミュージックフェイス)に移り、フリーを行う。始めに伊藤がジュピター(5.7)を登る。外では久しぶりだったせいか、苦労していた。テンションをかけてしまったが何とか上まで切り抜ける。その次に野口がパフ(5.9)を難なく登る。同じものを次に伊藤が登る。下から見ていた感じでは先ほどのジュピターより簡単そうと言っていたが、やはりつまずいた。いつもよりも傾斜が立っているため、慣れていないのかもしれない。それでも1回テンションかけただけで登ることができた。その後野口が隣のイエスタデイ(5.10b)を登った。以外にもあっさりオンサイトしてしまった。終了点で伊藤のためにトップロープをかけようとした時雨が降ってきた。一度下降りて様子を見たが、止む気配が無いので本日はここまでとなった。
帰りに大阪で登山屋巡りをして京都に戻った。
参加者:畦崎、野口、伊藤
記 録:畦崎
1月19日、年明けしょっぱなの練習は烏帽子でクライミングでした。さすがに1月になると寒い!!こんなんで登れるんかいな。なんて思いながら岩場に向かう。
9時に岩場に行ったら一番乗り!さぁ、今なら何に取り付いてもいいぞっ!ということで、伊藤から登りだす。まずは、前回TRで登れたアフターバイト(5.9)に取り付く。しかし、正月のブランクもあり、体が思うように動かない。何度もテンションをかけて上まで抜ける。その後、野口、畦崎が軽く登ってアップする。まだ岩が冷たくてカチを持つと指の感覚がなくなってくる。2人の登りを見て伊藤が再挑戦する。が、あえなくテンションをかけてしまった。
次に、野口がタフ(10d)にトライ。しかし、さすがに関西最難の10dだけあって簡単には登らせてくれない。核心一手目で敗退。続けて畦崎がトライ。前回ムーブが解決したのでいける。と思いきや、核心でテンション。畦崎も正月ボケだった…
岩も温かくなってきて、体もほぐれてきたので、伊藤がゴールドフィンガー(10a)に取り付く。取り付くものの、登りだしたら途中から別のルートに入ってしまい上回が注意する。本人の予想外のラインを登ることになっしまった。さすがにゴールドフィンガーは難しくテンションかけまくりであった。やっとのことで上まで抜けたが、伊藤は疲れきっていた。
野口はジャスティスを登ろうと思っていたが、おじさん&おばさんがずっとトライしていたので再びタフを登る。さっきよりは進んだが、やはり核心が抜けられない。そのまま畦崎にバトンタッチ。気合を入れて畦崎がタフを登る。RP。ふぅ、やっと登れた!
その勢いで伊藤も太陽がいっぱい(5.9)を登る。体が柔かいからか、かなりの大胆ムーブを繰り出す。勢いよく登りRPした。初のリードでのRPであった。伊藤はバランス系が得意なようだ。
午後からは久々に駒方へ。アプローチには雪が残っており、岩もだいぶ冷たかった。野口、畦崎がそれぞれ10bのルートを登る。そして、伊藤は斜陽(5.9)へ。得意の大胆ムーブで、テンションをかけながらも高度感満点のスラブの恐怖を楽しんだようだ。
暗くなってきたので本日の練習を終了。朝夕は寒いが日中はまだまだ登れる。
来週からのテストも頑張っていこう!
記 録:畦崎
1月19日、年明けしょっぱなの練習は烏帽子でクライミングでした。さすがに1月になると寒い!!こんなんで登れるんかいな。なんて思いながら岩場に向かう。
9時に岩場に行ったら一番乗り!さぁ、今なら何に取り付いてもいいぞっ!ということで、伊藤から登りだす。まずは、前回TRで登れたアフターバイト(5.9)に取り付く。しかし、正月のブランクもあり、体が思うように動かない。何度もテンションをかけて上まで抜ける。その後、野口、畦崎が軽く登ってアップする。まだ岩が冷たくてカチを持つと指の感覚がなくなってくる。2人の登りを見て伊藤が再挑戦する。が、あえなくテンションをかけてしまった。
次に、野口がタフ(10d)にトライ。しかし、さすがに関西最難の10dだけあって簡単には登らせてくれない。核心一手目で敗退。続けて畦崎がトライ。前回ムーブが解決したのでいける。と思いきや、核心でテンション。畦崎も正月ボケだった…
岩も温かくなってきて、体もほぐれてきたので、伊藤がゴールドフィンガー(10a)に取り付く。取り付くものの、登りだしたら途中から別のルートに入ってしまい上回が注意する。本人の予想外のラインを登ることになっしまった。さすがにゴールドフィンガーは難しくテンションかけまくりであった。やっとのことで上まで抜けたが、伊藤は疲れきっていた。
野口はジャスティスを登ろうと思っていたが、おじさん&おばさんがずっとトライしていたので再びタフを登る。さっきよりは進んだが、やはり核心が抜けられない。そのまま畦崎にバトンタッチ。気合を入れて畦崎がタフを登る。RP。ふぅ、やっと登れた!
その勢いで伊藤も太陽がいっぱい(5.9)を登る。体が柔かいからか、かなりの大胆ムーブを繰り出す。勢いよく登りRPした。初のリードでのRPであった。伊藤はバランス系が得意なようだ。
午後からは久々に駒方へ。アプローチには雪が残っており、岩もだいぶ冷たかった。野口、畦崎がそれぞれ10bのルートを登る。そして、伊藤は斜陽(5.9)へ。得意の大胆ムーブで、テンションをかけながらも高度感満点のスラブの恐怖を楽しんだようだ。
暗くなってきたので本日の練習を終了。朝夕は寒いが日中はまだまだ登れる。
来週からのテストも頑張っていこう!
期間:12月26日~1月2日
参加者:野口、高井
記録:野口
今合宿は多くの関係各位に心配ならびにご迷惑をかけたことをここにお詫びいたします。後日改めまして正式な報告書をお送りしたいと思います。また、ブログにアップするのが大変遅くなり、申し訳ありませんでした。
12月26日(晴れ)
離洛。夜、鳩打峠に幕営。
12月27日(晴れ)
鳩打峠~小八郎岳~烏帽子ヶ岳~池の平山
初日から2時間の寝坊をしてしまった。出発したのは8時前であった。小八郎岳までは雪も無く荷物が重いだけで順調に進む。頂上からは南アルプスが一望でき最高だった。そこから先はだんだん雪も出てきたがトレースがついていたためルートはしっかりしていた。しかし、次第に雪も深くなってきて、スピードも落ち、烏帽子ヶ岳からは完全にトレースが無くなり、ワカンを履いても越までのラッセルを強いられた。そのため予定よりもぜんぜん進めず、池の平山頂上で幕営。
12月28日(曇り)
池の平山~念丈岳~奥念丈岳
6時に出発したが、ルートがわからず明るくなる7時まで行動できず。そこからは昨日と同じくひたすらラッセルである。念丈岳からは笹の上に雪が積もり、非常にラッセルがキツイ。それでも必死に奥念丈を目指す。奥念丈から先もラッセルで1時間ばかり進んだところで幕営。
12月29日(雨のち雪)
奥念丈岳~南越百山~越百山~仙涯嶺との中間の稜線上
出発しようとしたら雨であったため9時前に雪になったのと同時に行動を開始する。南越百山までは笹の上に雪が積もった非常にラッセルしにくい樹林帯を行く。南越百山から先は森林限界も過ぎ風も強いためクラストして歩きやすくなった。越百山頂上からは、越百小屋も確認できさらに先に行く。仙涯嶺との中間地点まで来た稜線上に暴風壁を作り幕営する。
12月30、31日(吹雪、ホワイトアウト)
沈殿。
1月1日(ホワイトアウト)
仙涯嶺との中間の稜線上~越百山~2450m地点
なんとしても次の日までには下山しなくてならないため、行動を開始する。越百山までは自分たちが付けたトレースを頼りに進み頂上からは尾根を下れば小屋であるが、ホワイトアウトで全く分からない。一時、頂上の岩陰にテントを張り休憩し、13時に再び地図とコンパス、高度計を頼りに下る。何とか尾根を見つけたものの、胸までのラッセルであり、日没まで行動したが、結局2450m地点の樹林帯で幕営となった。
1月2日(晴れ)
天気が回復した。明るくなるのと同時に行動を開始し、2時間かけ9時半に小屋に着く。小屋の主人と相談し今日中に下れるということであるため、途中まで空身ラッセルし、再び小屋に戻り、11時近くに出発。トレースを付けた地点以降も胸までのラッセルを強いられ、登山口の福栃平に着いたのは16時半であった。この地点では携帯電話の電波は通じず、そこから林道を3時間かけて歩き、最初の集落ではじめてつながり、警察から連絡が入り、事態を知った。その後、警察署の人に迎えに来てくださり、木曽警察署に保護された。
以上が簡単な報告です。正式なものはまた後日発送いたします。
最後に今回起きてしまったことはもうどうすることもできないため、ここで得た経験を今後に繋げていきたいと思います。
参加者:野口、高井
記録:野口
今合宿は多くの関係各位に心配ならびにご迷惑をかけたことをここにお詫びいたします。後日改めまして正式な報告書をお送りしたいと思います。また、ブログにアップするのが大変遅くなり、申し訳ありませんでした。
12月26日(晴れ)
離洛。夜、鳩打峠に幕営。
12月27日(晴れ)
鳩打峠~小八郎岳~烏帽子ヶ岳~池の平山
初日から2時間の寝坊をしてしまった。出発したのは8時前であった。小八郎岳までは雪も無く荷物が重いだけで順調に進む。頂上からは南アルプスが一望でき最高だった。そこから先はだんだん雪も出てきたがトレースがついていたためルートはしっかりしていた。しかし、次第に雪も深くなってきて、スピードも落ち、烏帽子ヶ岳からは完全にトレースが無くなり、ワカンを履いても越までのラッセルを強いられた。そのため予定よりもぜんぜん進めず、池の平山頂上で幕営。
12月28日(曇り)
池の平山~念丈岳~奥念丈岳
6時に出発したが、ルートがわからず明るくなる7時まで行動できず。そこからは昨日と同じくひたすらラッセルである。念丈岳からは笹の上に雪が積もり、非常にラッセルがキツイ。それでも必死に奥念丈を目指す。奥念丈から先もラッセルで1時間ばかり進んだところで幕営。
12月29日(雨のち雪)
奥念丈岳~南越百山~越百山~仙涯嶺との中間の稜線上
出発しようとしたら雨であったため9時前に雪になったのと同時に行動を開始する。南越百山までは笹の上に雪が積もった非常にラッセルしにくい樹林帯を行く。南越百山から先は森林限界も過ぎ風も強いためクラストして歩きやすくなった。越百山頂上からは、越百小屋も確認できさらに先に行く。仙涯嶺との中間地点まで来た稜線上に暴風壁を作り幕営する。
12月30、31日(吹雪、ホワイトアウト)
沈殿。
1月1日(ホワイトアウト)
仙涯嶺との中間の稜線上~越百山~2450m地点
なんとしても次の日までには下山しなくてならないため、行動を開始する。越百山までは自分たちが付けたトレースを頼りに進み頂上からは尾根を下れば小屋であるが、ホワイトアウトで全く分からない。一時、頂上の岩陰にテントを張り休憩し、13時に再び地図とコンパス、高度計を頼りに下る。何とか尾根を見つけたものの、胸までのラッセルであり、日没まで行動したが、結局2450m地点の樹林帯で幕営となった。
1月2日(晴れ)
天気が回復した。明るくなるのと同時に行動を開始し、2時間かけ9時半に小屋に着く。小屋の主人と相談し今日中に下れるということであるため、途中まで空身ラッセルし、再び小屋に戻り、11時近くに出発。トレースを付けた地点以降も胸までのラッセルを強いられ、登山口の福栃平に着いたのは16時半であった。この地点では携帯電話の電波は通じず、そこから林道を3時間かけて歩き、最初の集落ではじめてつながり、警察から連絡が入り、事態を知った。その後、警察署の人に迎えに来てくださり、木曽警察署に保護された。
以上が簡単な報告です。正式なものはまた後日発送いたします。
最後に今回起きてしまったことはもうどうすることもできないため、ここで得た経験を今後に繋げていきたいと思います。
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