参加者:清水・野口
記録:野口
3月28日から31日まで、中央アルプスに行ってきました。
28日
夕方離洛し、9時過ぎに上松の駅に着く。そこからタクシーで木曽駒に上る登山道の上松Aコースの登山口に向かう。ゲートに着き、運転手からも100mほど歩けば小屋があるよ。と言われ、歩くが小屋などは無い。地図を見ても良く分からず、林道をひたすら進むと、小屋を発見。そこは敬神の滝小屋で、地図上では30分歩いたことになっていた。なんだか儲けた気分である。小屋の脇にテントを張り、一夜を明かす。
29日 晴れ
4:45敬神の滝小屋~5:30三合目~5:45四合目~7:30胸突き八丁~8:25六合目~10:15七合目~14:00八合目付近幕営
まだ暗いうちに出発。初めのうちは雪も無く、できるだけ早く先に進んでいく。四合目を越えた辺りから雪が目立ち始め、胸突き八丁を越えると足首より上からひざ下までのラッセルとなった。そこからはペースも上がらす、清水もバテバテとなってしまい、14時に八合目付近で幕営となった。
30日 晴れのち吹雪
5:15八合目付近~7:00木曽前岳~7:40木曽駒ヶ岳~8:50宝剣岳~9:30極楽平~14:00檜尾岳TS
朝のうちは晴れだが、お昼過ぎから天気が崩れると言う予報なので、とりあえず、行ける所まで行き、その時点で判断しようということで、出発した。八合目付近から、樹林帯は無くなり、雪も締まっており、昨日の登りがうそのように、快適に登れる。なかなか早いピッチで、木曽駒まで上がり、宝剣山荘まで下り、宝剣に登るハーネスやらの準備をする。登りはそれほど難なく登り頂上に立つ。さすがに頂上では風が強かったが、いい気分である。頂上に3分ほどいた後、下降する。鎖場などがあり、結構危険な場所ではあったが、ロープを出すほどでもなく、スムーズに極楽平までたどり着けた。天候は雲が出始めていたが、時間はまだまだあったので、檜尾岳まで行くことにする。しかし、そこからの登りがきつかった。濁沢大峰までは休むことなく行ったが、そこを越えてから、ふぶき始め、視界も利かなくなりつつ、雪が深い。満身創痍で、檜尾の頂上に立つものの、頂上からすぐの小屋まで行くことができず、頂上で幕営。
31日 吹雪のち晴れ
TS~10:00檜尾避難小屋~12:15シャクナゲのピーク~21:00登山口
5時には出発できるように準備してきたが、視界がきかず、テントに入ったり、出たりを繰り返す。9時前に頂上からお互いにロープを付け、かすかに見える小屋をめがけて、空身で進んでゆく。しかし、その間に、テントのポールが風で折れてしまった。小屋まで行くことに成功し、その後、再びテントに戻り、荷物をまとめ小屋に向かう。この頃になると、いくらか視界が開けてきたが、まだまだ全然見えないと言ってもいいだろう。小屋でワカンを履き、檜尾尾根を下山する。新雪が膝下まで積もっており、ラッセルに苦労する。かなりの時間をかけ、シャクナゲのピークに立つ。しかし、地図上では単純な尾根に見えるが、実際は、小さな尾根がいくつも派生しており、大変迷った。そんな中、間違った箇所を下降中に、野口がワカンを木に引っ掛け転び、数十メートル滑落してしまった。幸いにも擦り傷だけですみ、大事には至らなかったが、気をつけなければ。改めて、気を引き締めなおした。赤沢ノ頭を過ぎてもなお尾根を見分けることが難しい。日没を向かえ、その後は背丈もある笹の中に突っ込んで行き、ただただ町の明かりめがけて進んでいった。何とか、登山道か、作業用の道にたどり着くことができ、21時過ぎに登山口に着くことができた。大変長い一日であった。
※今回はデジカメをなくしてしまったため、写真はありません。
出発の2人。 by畦崎
記録:野口
3月28日から31日まで、中央アルプスに行ってきました。
28日
夕方離洛し、9時過ぎに上松の駅に着く。そこからタクシーで木曽駒に上る登山道の上松Aコースの登山口に向かう。ゲートに着き、運転手からも100mほど歩けば小屋があるよ。と言われ、歩くが小屋などは無い。地図を見ても良く分からず、林道をひたすら進むと、小屋を発見。そこは敬神の滝小屋で、地図上では30分歩いたことになっていた。なんだか儲けた気分である。小屋の脇にテントを張り、一夜を明かす。
29日 晴れ
4:45敬神の滝小屋~5:30三合目~5:45四合目~7:30胸突き八丁~8:25六合目~10:15七合目~14:00八合目付近幕営
まだ暗いうちに出発。初めのうちは雪も無く、できるだけ早く先に進んでいく。四合目を越えた辺りから雪が目立ち始め、胸突き八丁を越えると足首より上からひざ下までのラッセルとなった。そこからはペースも上がらす、清水もバテバテとなってしまい、14時に八合目付近で幕営となった。
30日 晴れのち吹雪
5:15八合目付近~7:00木曽前岳~7:40木曽駒ヶ岳~8:50宝剣岳~9:30極楽平~14:00檜尾岳TS
朝のうちは晴れだが、お昼過ぎから天気が崩れると言う予報なので、とりあえず、行ける所まで行き、その時点で判断しようということで、出発した。八合目付近から、樹林帯は無くなり、雪も締まっており、昨日の登りがうそのように、快適に登れる。なかなか早いピッチで、木曽駒まで上がり、宝剣山荘まで下り、宝剣に登るハーネスやらの準備をする。登りはそれほど難なく登り頂上に立つ。さすがに頂上では風が強かったが、いい気分である。頂上に3分ほどいた後、下降する。鎖場などがあり、結構危険な場所ではあったが、ロープを出すほどでもなく、スムーズに極楽平までたどり着けた。天候は雲が出始めていたが、時間はまだまだあったので、檜尾岳まで行くことにする。しかし、そこからの登りがきつかった。濁沢大峰までは休むことなく行ったが、そこを越えてから、ふぶき始め、視界も利かなくなりつつ、雪が深い。満身創痍で、檜尾の頂上に立つものの、頂上からすぐの小屋まで行くことができず、頂上で幕営。
31日 吹雪のち晴れ
TS~10:00檜尾避難小屋~12:15シャクナゲのピーク~21:00登山口
5時には出発できるように準備してきたが、視界がきかず、テントに入ったり、出たりを繰り返す。9時前に頂上からお互いにロープを付け、かすかに見える小屋をめがけて、空身で進んでゆく。しかし、その間に、テントのポールが風で折れてしまった。小屋まで行くことに成功し、その後、再びテントに戻り、荷物をまとめ小屋に向かう。この頃になると、いくらか視界が開けてきたが、まだまだ全然見えないと言ってもいいだろう。小屋でワカンを履き、檜尾尾根を下山する。新雪が膝下まで積もっており、ラッセルに苦労する。かなりの時間をかけ、シャクナゲのピークに立つ。しかし、地図上では単純な尾根に見えるが、実際は、小さな尾根がいくつも派生しており、大変迷った。そんな中、間違った箇所を下降中に、野口がワカンを木に引っ掛け転び、数十メートル滑落してしまった。幸いにも擦り傷だけですみ、大事には至らなかったが、気をつけなければ。改めて、気を引き締めなおした。赤沢ノ頭を過ぎてもなお尾根を見分けることが難しい。日没を向かえ、その後は背丈もある笹の中に突っ込んで行き、ただただ町の明かりめがけて進んでいった。何とか、登山道か、作業用の道にたどり着くことができ、21時過ぎに登山口に着くことができた。大変長い一日であった。
※今回はデジカメをなくしてしまったため、写真はありません。
出発の2人。 by畦崎
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