参加者 3回生 佐々木り 中島 太田 2回生 北川 早川 1回生 坂本 佐々木ゆ 吉田
12月26日(土) 快晴 甲府駅~夜叉神の森~夜叉神峠~南御室小屋
年の瀬が迫る12月25日、京都駅21時に集合する。が案の定遅れる人間が半分いた。
23時03分発の甲府行夜行バスにのる。このバスは3列シートでコンセント付き、通路側のカーテンを閉めると簡易個室になる快適バスだった。おかげでよく眠れた。
7時前に甲府駅に到着。
予約していたジャンボタクシーで夜叉神の森まで送っていただく。
着いてから各々準備をする。
9時35分出発。まずは夜叉神峠を目指す。
それにしても天気が良い。日本海上に低気圧があり、日本海側は大荒れの予報で南アルプスももしかしたらと思っていたけど快晴である。
それに暖かい。歩いているとインナー1枚でちょうど良い感じである。
落ち葉が重なる森を上って夜叉神峠に10時35分に到着。
風が轟音を伴い白根三山の方からやってくる。が思ったほど強くは感じられない。雲も一緒に流れてくるがこちらの尾根に到達する前に消えてしまう。
流石にインナー1枚では寒かった。ウエアを着こむ。
衣服の調整をして45分出発。雪のない尾根をえんえんと上っていく。
雪は杖立峠あたりから現れた。さらさらな雪が10センチほど積もっていた。
火事場跡13:8着20発
苺平14:30着42発
静かな森
南御室小屋15時20分到着。早速テントを張る。
この日は20時に就寝。
27日(日) 快晴 南御室小屋~鳳凰小屋
翌朝は4時起床。前夜のミーティングで2時間で朝食を作って食べてテント撤収、1時間ビーコン練習して7時出発と決めていたが、仕事分担が明確でなかったために各々やりたいことをして全体の作業が進まない。
4テンで寝ていた吉田、中島、早川は寝坊、、、
ビーコン練習ができず7時45分出発。
小屋の隣から続く登山道を上る。先行者が何人もいるからか道がはっきりしている。
さらさらな雪が15センチほど積もっている。アイゼンで踏み固めることができず、ずぼずぼ沈む。体力を消耗する。
砂払まで緩やかな上りと急な上りがえんえんと続く。じわじわとしんどくなってくる。
メンバーの中では早川くんが一番しんどそうで、彼のペースにあわせ進む。
稜線には9時ごろ出る。風が大変強い。
ただ太陽がでていて視界も十分ある。
稜線を進む。
雪は樹木が茂っているところや東に巻いているところなどにある。
観音岳10:46着11:10発
北岳
賽の河原12:57着
甲斐駒ヶ岳
賽の河原でしばらく休憩。オベリスクがきれいに見える。
15分出発。賽の河原からの道は地形図を見ると東面で急な下りになっているので雪崩の心配をしていたが、実際は5センチほどの雪が地面にへばりついているような状態だった。ただ開けているので視界が悪いと迷いそうである。
鳳凰小屋には14時10分に到着。
早速テントを立てる。
すでに地ならしされている場所があるのになぜかに新たに地面を整えようとみんなせっせと足を動かしている。みんな元気である。
テントを立てたあと近くのちょっとした谷でビーコン練習をした。
この日は20時半ごろ就寝
28日(月) 快晴 鳳凰小屋~御在石温泉~日野春駅~帰洛
前日の反省から前夜のミーティングで役割を決めておいた。その分早く撤収できるはずが朝食のぱすた作りに時間を取られた。時間のかからない調理の工夫が必要だ。
6時45分出発。しばらく歩くと、
御来光が
茜色に染まる部員
下りはずんずん進む。時折地形図をみては現在地を確認。
八ヶ岳
ひたすら下りて御座石温泉には10時40分着。
温泉の前でごろごろしていると中からおばあさんが出てきた。駅まで送っていただけるとか。
温泉代バス代合わせて2300円ほど払って風呂場に行く。
昔風の雰囲気な静かでよい温泉でした。
日野春駅まで送って頂き電車で小淵沢まで移動する。ここで反省会をした。1番の反省点はアイゼン歩行。環境に合わせて歩行の仕方を変えていくのが目標だったが、雪も少ないし危険個所もあまりないので意識せずに歩けてしまった。また天気がよく精神的、体力的にも楽に行動できてしまった。
おのおの反省を述べ反省会を終えた。
反省会を終えて解散。
結局は帰る方向が同じなのでみんなで18きっぷで関西に戻ってきた。
文 北川
12月19日(土) 関西学院上ヶ原キャンパス 10時~14時30分
主催 関西学院大学ワンダーフォーゲル
日本雪崩ネットワーク協会(出川さん、ひろたさん)
参加 関学ワンゲル、関学山岳、同志社ワンゲル、京大山岳、龍谷大山岳、立命館ワンゲル、 立命館山岳(1回生 坂本)
10:00~ 関学から本会の主旨についての案内
10:10~10:20 雪崩ネットワークの団体説明
10:20~10:40 各大学自己紹介(部員数、過去の主な冬山活動、今シーズンの冬山計画、 本会で何を得て帰りたいか)
10:40~11:10 各大学の雪崩対策の実情(ビーコン等の装備、雪崩教育)
11:10~12:10 雪崩ネットによる雪崩の基礎講座
12:10~12:40 昼食
12:40~13:10 各大学のヒヤリハットの報告
13:10~14:00 雪崩ネットによる事故事例
14:00~14:30 今後の対策
14:30 閉会
佐々木大造さん経由で誘って頂いた「雪崩リスクを考える学生の会」に行ってきた。
残念ながらその日は立命館の統一補講日と被ってしまい参加出来たのは部で僕だけであった。
当日、これ以上ない程の不安を抱きながら会場に行く。
予想通り、一人で来ているのは僕だけであった。焦る。焦る。しかたがない。頑張るしかない。
ということで近くに座っていた立命館ワンゲル(3人;2回生1人、1回生2人)に話しかけに行く
→仲良くなる→お昼ご飯(KFC)をおごってもらう。おいしかったです、松岡さん!!
立命館のワンゲルと山岳部の交流がしっかり出来たらいいなぁとお互い思った。
このようなうれしい事があり、不安がふっきれた。
僕の周りに座っていた京大山岳部と一緒に賢そうな顔をしながら他大学や出川さんの雪崩に関する講義を聴く(気持ちは京大生)。
講義で一番印象に残ったのは出川さんの「雪崩の知識を大量に詰め込むのではなく、削って削って重要な事を覚えなさい」という言葉であった。詰め込めば詰め込むほど良いものだと思っていた僕の考えがひっくり返されたからだ。
ここでは書ききれないがとても有意義な時間であった。講義の詳細については後日、整理したものを部で共有したい。
終わりに集合写真を撮り、各大学と連絡先を交換し解散した。
行きしなは一人であったが帰りは京大山岳部と一緒に帰った(もう僕は京大生である)。
最後になりましたがこの集まりを知らせていただいた佐々木さん、主催の関学ワンゲルの皆さん、雪崩ネットワークの出川さん、ひろたさんありがとうございました。
文 坂本
参加者 2回生 北川 ob 野口さん
野口さんからお誘いを受けぜひお願いします、という流れで御在所に行ってきた。
当日、車をひたすら走らせトンネル前の駐車場に着いたのは4時。
ほどなくして野口さん到着。準備をして5時出発。
真っ暗な裏道を上り前尾根取りつきを目指す。誰もいないなあと思っていると中尾根あたりに白い光を見つける。まじか。
前尾根の上りはじめは6時。つるべ方式で最初野口さんがリードして、次に自分が上る。4.5歩足をあげたところでいきなり滑る。次に左に向きが変わるところで苦戦する。右に回り込んで上ろうとしたが難しい。野口さんに正面から上るとよいよといわれたけれど後の祭り。身体窮まったので、危険だけどぴとんを掴んで力づくで上った。
コンテで進み、P6は自分がリードする。レクチャーを受け初めてカムを使ってみる。本当にはずれないのか不安になって奥深くまで差し込んだら注意を受けた。抜けなくなるらしい。
練習のため、たくさんカムを使って支点を作る練習した。
他の登攀ギアの特性も教えて頂いた。
順調に進み最後のP2は野口さんがリード。岩の割れ目が続いているので足と手を挟んで上る。濡れていて滑る。上部に岩が自分に迫ってくるところがあって、そこで立ち上がれず苦戦したが左に回り込みなんとか上りきる。
11時ごろ到着。思わず安堵する。
国見峠まで行き各自のギアを確認をする。しばらく休憩して国見尾根を下る。
途中なぜか2人とも走る。
視界がよくなると、野口さんからあれが中尾根バットレスでその隣が、、、といろいろと教えて頂いた。
12時30分に駐車場に走って戻ってきた。その体力を見かねた野口さんからアドベンチャーレースにでないかと誘われる。今日はたまたまです、本当に。前尾根を上るということで、アドレナリンが出ていたのだと思う。
駐車場についてから、今後の部の活動についてアドバイスを頂いた。
野口さんは直ぐ関東に戻るそう。半日、有難うございました。教わったこと部で共有します。
文 北川
参加者
4回生 平塚 3回生 佐々木り 太田 2回生 北川 早川 1回生 坂本 佐々木ゆ 本間
先週を挟んでのアイゼン練習。
午前中はY懸でクライムダウンの練習。平塚さんからレクチャーを受けた。
重心を低くして手から先に降りることを意識して下りる。とてもやりずらい。
アイゼンに慣れていない証拠。
お昼を食べ午後は北尾根へ。
北尾根でもクライムダウンの練習を行う。上りはよいけど下りはとても怖い。
fixをはってプルージックで確保して上る
最後はY懸の頭で懸垂下降の練習。終わったころにはとっぷり日が暮れた。
週末はしばらくアイゼン練習をしていく予定です。
文 北川
行程 北小松駅~釈迦岳~北比良峠~大山口~比良駅
参加者 3回生 佐々木り 太田 2回生 北川 1回生 佐々木ゆ 坂本
北小松駅からスタート。途中見かけた比良げんき村敷地内の人口登攀施設についてがやがや話しつつ登山口に着いた。紅葉していた。
楊梅滝を利用し交会法で位置把握。当日地形図とコンパスをもってこなかった人いたけど、1人1セット用意しないと。
道がはっきりしているから迷うことはなさそう。位置把握と実際の地形を見て地形図に慣れる練習をしながら進む。
釈迦岳にて。
このあたりから視界が悪くなった。今後はベアリング表も用意しよう。
自分たち以外だれも見かけない。
濃い霧に覆われ、しとしと雨が降る。もの悲しい気持ちになる。
北比良峠からダケ道を少し進んだところで、道が大崩落していた。横の斜面に回り込んで通り抜ける。
ダケ道を半分下りたところだろうか。おじさんおばさんパーティに遭遇する。鹿島槍ヶ岳に行くため歩荷練習をしているとか。みなさんわいわいと会話をしつつ下りていらっしゃる。
自分たちはなんとなく静かにおりる。冷たい雨に打たれ続け疲れたか。
大山口には15時ごろ下りてきた。寒い。
このあと比良とぴあで温泉につかり冷えた体を温める。ああ、なんと贅沢なことか。
文 北川
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